奄美大島には”隠れ浜”という普段は海に沈んでいて特定の条件が重なった時だけ現れる幻のビーチが存在します。
2024年5月9日、実際に行ってきました。
隠れ浜は例年春から夏にかけての大潮、干潮時の潮位がマイナスになるときに現れやすいそう。
今回は天気にも恵まれ地元の新聞でも取り上げられていました。
場所
場所は奄美市笠利町喜瀬(きせ)集落の沖合です。
この日の天気は快晴。最高気温は24度。波も穏やか。
潮位は13時ごろに-12cmで絶好のチャンスです。

海天気.jpサイトより→https://www.umitenki.jp/tenki/5647/tide
沖合にうっすら白く見えているのが隠れ浜です。

潮はかなり引いていて、手前のゴツゴツした岩場が見えています。
実は潮が完全に引いても隠れ浜と陸続きになることはありません。
隠れ浜に行くためには海を10分ほど歩く必要があるんです。
行ってみましょう。
すでに数人渡り終えていたので私たちも後に続きます。


海に入ってしまえば足元はさらさらの砂で歩きやすかったです。
隠れ浜に近づくにつれ水深は深くなり、155cmの私は一番深い所でお腹の位置まで浸かりました。

天気も良かったせいか水の冷たさは気にならなかったのが幸いです。
SUPで向かう人や釣り竿を持って渡る人も。

振り返ると老若男女海の中を歩いてくるのがなんだかおもしろい光景でした。

到着!

海の中にそこだけ白い砂浜が浮き上がっていて不思議で幻想的な光景でした。

ビーチはおおよそ30mほど。
周りの水は透き通り、穏やかな波が砂浜に打ち寄せています。

沖の方は深くなっているようで、濃いエメラルドグリーンの濃淡がとても綺麗でした。

深そうで怖かったので私は行けませんでしたが、飛び込んだり泳いだりしている人もいましたよ。

ビーチ上で楽しめるのは1~2時間ほどでしょうか。
あとは再び潮が満ちてくるのでほどほどにして帰ります。

隠れ浜に行くために

・潮位が-10cmほどの大潮
・天気がいい日
・服装は濡れてもいい動きやすい服(着替え必須)
・帽子
・足元はマリンシューズがベター
ウェットスーツで向かう方も多くみられました。
私はスリッパだったため砂に足を取られて捻りそうになったり、すっぽ抜けないように踏ん張ったりと結構大変でした。
近くに更衣室やシャワーなどはありません。
必要に応じて海水を流す水や目隠しの大きなタオルなど用意するといいと思います。
案外水中の往復は疲れました。
歩かなくても道路から隠れ浜の様子は見れるので、見に行くだけでも良い思い出になると思います。
年に数回しか見られない幻のビーチ”隠れ浜”、タイミングが合えばぜひ見に行ってみてください。
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