なにかと忙しい日々。
毎日過ごすだけで、手一杯になってしまうことってありますよね。
そんなときは、非日常が味わえる空間で、ほっとひと息つきたいものです。実は、鹿児島市小山田町に、自然について学んだり、焚き火を楽しむことができる場所があるのです!
自然について学べる場所
小山田にある雑木林「光陽の樹」。さまざまな樹木が育ち、春には桜、夏にはブルーベリーという季節を味わうことができる、自然豊かな場所です。
散策をしていくと、自生しているツワがとれたり、タケノコを掘ることもできる場所なんです。
「光陽の樹」の管理者の松浪さんは、この場所で「自然塾」を行っており、自然に関するさまざまなことを教えてくださいます。
たとえば、たけのこの時期は、たけのこの掘り方や種類などを。わたしが行ったときは、ちょうど「真竹」の収穫時期でした! ひょろっと頭を出している真竹は、掘る必要はなく、足で根本を踏むと折れるんです。初めて知ったのですが、真竹はアクが少ないみたいですね。わたしのように初めて知ることも多く、興味津々でお話を聞いているかたが多いです。
森の中で本が読めるイベント
こちらでは、いくつものイベントが開催されています。
先日、開催されていたイベントは「森の図書館」。天文館にある「古本屋ブックスパーチ」、NPO法人ミーサ・インフォメーション・Net、光陽の樹が、3年ほど前から、年に3〜4回共同企画しているイベントです。
https://booksperch.amebaownd.com
その時々で、イベント内容は異なるみたいですが、今回は、参加者それぞれ好きな本を森の中で読もうという内容のイベントでした。
所々にハンモックがあるので、中にはハンモックに揺られながら本を読む方も。お天気にも恵まれ、木漏れ日がなんとも心地よかったです。
イベントの内容は決まっているけれど、過ごし方が決まっているわけではないので、自分の好きな過ごし方が選べます。なので、本を読むだけでなく、散策をしてもオッケーなんです。
自然の中を散策していくと、見たことのない花や虫に出会ったりできるものです。忙しい日常から解放される感じがします。
今回、イベントに参加をさせていただき、参加者のかたがたとお話をすることができました。リピートのかたがほとんどで、(当たり前かもしれませんが)本が大好きなかたばかり。なかなか、自然の中で本を読む機会がないので、こちらでのイベントを楽しみにされているかたもいらっしゃいました。
イベントの開催時間は決まっていますが、自分の都合のよい時間に来て、帰ることができるのです。そこも、リピート率の高さにつながっているのかもしません。
火を囲むことで、自然体に戻れる良さがある
「光陽の樹」でイベントが開催されるときは、ほぼほぼの確率で、焚き火の体験ができます。それは、管理された山の中だからこそできること。
光陽の樹の敷地内の樹を、このように組むと、まるでキャンプファイヤーのよう!
落ちている葉を集めて燃やしていくと、本格的な焚き火の完成!
焚き火を楽しみにしているかたが多く、中には、さつまいもやマシュマロなどを持参して焼くかたもいらっしゃるほど! 火力が強いので、気を抜くとまるコゲになってしまいます(わたし、マシュマロを黒コゲにしました)。どうすれば美味しく焼けるのかを、自分の頭で考え、加減していく。そういう体験は、生きていく上で大事だなと感じました。
松浪さんに、焚き火の魅力をお伺いしました。
「不思議と火を囲むと話がはずむんです。大人も子どもも関係なく、焚き火を通して自然体に戻れている感じがします。」
ストレス社会と言われている現代にこそ、火を囲んで自然体に戻ることが必要なのかもしれません。
昔は、裏山で遊ぶことが当たり前だった。けれど、今は環境の変化もあり、自然の中で体験をする機会が少なくなりました。
自然の中で過ごすことは、予期せぬことも起こります。その場面を乗り越えるために、自分の頭で考え、行動をしてみる。そうすることで、経験値がググッと上がっていきます。そういう体験をできる場が、光陽の樹なのかもしれません。
森の中でも、夏は暑いそうです。「森の図書館」の次の開催は、秋を予定。気になる方は、「古本屋ブックスパーチ」のホームページかインスタグラムをチェックしてくださいね。
https://www.instagram.com/books_perch
投稿者プロフィール
- ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。
この著者の最新の投稿
- 2024年11月11日垂水市【鹿児島黒牛】こだわり抜いた餌で経産牛を育てている「室田牧場」
- 2024年10月21日鹿児島市エリア栄養士・管理栄養士が横のつながりをつくり、新たなチャレンジができるコミュニティ「栄縁」
- 2024年10月16日コラム薩摩ボタン絵付け師 室田志保さんの挑戦!
- 2024年9月26日垂水市鹿児島県民には知っててほしい! 「薩摩ボタン」の復活までの道のり