この記事は、2022年3月19日にカメラマンの湯之上元気がウェブマガジン【勝手に「霧島市肖像大使」】に掲載したものです。当時の情報が掲載されています。
人の喜ぶ顔をイメージすると力が湧いてくる!それが、私のエネルギーの源なんです!
鹿児島ラーメンの2代目元社長、西鈴子さんにお話を伺いました。
鈴子さんが大学を卒業した年に、現在の牧之原店が仮店舗として今の場所にオープンしました。
当時は、県の職員として栄養士をしていましたが、牧之原店がスタートして忙しくなり、家の手伝いをするために帰ってきました。
郊外型ラーメン屋は珍しく、朝6時半から夜11まで営業をしていた事もありました。
鈴子さんのご両親が創業で、当初は霧島市福山町牧之原にある牧之原本店が最初のお店でした。
牧之原には働く場所が少なかったので、地元の人たちが働ける職場を作りたい!父の思いで、牧之原店をオープンすることになりました。
地元に愛される場所を作りたい一心で、働く場所はもちろん!子供たちにも楽しんでもらえるお店!ということで、小さな遊園地も作り、お花も沢山植えて、「地域の人たちの憩いの場所を作る」というコンセプトでオープンしました。
鹿児島ラーメンのトレードマークのお猿さんを飼ったのも、「子供たちに動物と触れ合ってもらいたい」という思いで、当時の鴨池動物園よりカニクイザルを20匹飼ったそうです。その他にも、周辺の霧島市で捕獲された悪戯猿たちも殺処分されるのがかわいそうだからという事で、カニクイザルと檻を分けて飼っていたそうです。それも、子供たちに動物を見せたいという父の思い!
父は大正の人ですから、「ひとのために」という大きな気持ちが常にありました。
鈴子さんは、「いつでも、どんな時でも、味にしても、接客にしても、それって、お客さまに喜ばれる?」と、常に考えているそうで、お客さまがどうか?って事を一番大切にしています。
お店の損得などよりも、その事がお客様から喜ばれることかなって事を常に大事にしてきました。スタッフにも、揉め事や悩み事がある時「それは、お客さまに喜ばれる事なの?」と問いかけていました。鈴子さんの基本になっている事「喜ばれる事をしたい」という思いは、メニュー作りをするときにも、人の喜ぶ顔をイメージすると、力が湧いてくる!とお話ししてくれました。
経営者として「新しいラーメン屋を!」という事を大切に今後も頑張りたいです。一番大切なことは、今までみたいに守って、時代にあった事をしなくてはならないと思います。
ラーメンの味は、昔ながらの味を守るけど、世の中の趣向にも敏感にならないといけません。
昔を引き摺らない!大事なものはしっかり伝えて、常に新しいものを取り入れる勇気を持って前に進んでいきたい!今後は、そういうサポートをしていきたいです。
写真は、鈴子さんお手製大人気の「ちまき」です。店舗内には、テイクアウトのラーメンや、お土産など多数揃えてあります。
先日、お客様に「何がなんでも、この店を残してね!頑張ってよ!地域になくてはならないお店なんだよ!忘れないで!」と言っていただいただき、ものすごく嬉しかった。残していくために、頑張らないとな!って思いました。
地域に愛されるお店にしないといけないな!ってそのお客様のおかげで再認識できました。
西鈴子/Nishi Suzuko
鹿児島ラーメン2代目元社長。地域の皆様に愛されるお店作りを広げたい。
鹿児島ラーメン
〒899-4461
鹿児島県霧島市国分上之段362-3
TEL:0995-48-2021
HP:https://kagoshimara-men.co.jp
勝手に「霧島市肖像大使」は、カメラマンの湯之上元気が地元の霧島市で魅力的な人々に焦点を当てて制作しているウェブマガジンです。
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※カゴシマガジンに掲載している記事は、過去の文章を引用していますので、情報が正確でない場合がありますので、ご了承ください。
湯之上元気(https://yunoue.com)
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投稿者プロフィール
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鹿児島県霧島市(旧:姶良郡福山町)出身
鹿児島を中心にカメラマンとして活動中
自身のウェブマガジン【勝手に「霧島市肖像大使」】では、地元霧島市の魅力ある人々をカメラマン目線で取材し掲載中
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