奄美大島では夏になると色んな地域で夏祭りが開催されます。
市町村であったり、集落であったり、毎週末どこかで祭りが行われています。
そんな中、例年8月上旬に行われる「奄美まつり」は奄美で一番大きな夏祭りです。
開催期間はなんと4日間!
今年は以下のスケジュールで行われました。
8/1(木) | 舞踏と演歌の祭典 |
8/2(金) | 花火だよ!全員集合 |
花火大会 | |
8/3(土) | 舟こぎ競争 |
八月踊り | |
8/4(日) | MBC 奄美やちゃ坊相撲大会 |
パレード |
花火大会
一番の見どころは2日目の花火大会。
御殿浜(うどんばま)公園をメイン会場に例年3万人の人々が訪れる大熱狂の催しです。
花火に合わせてメインステージでは「花火だよ!全員集合」というイベントも行われ、歌やダンスなどが披露される他、沢山の出店も立ち並び大いに盛り上がりを見せます。
20時半から打ち上げられた花火はおよそ2千発。
カラフルな花火が奄美の空を彩ります。
終盤は怒涛の打ち上げラッシュ。
ひときわ大きい一尺玉の冠菊(カムロギク)で締めとなり、会場内から大きな歓声が上がりました。
左下に写る船は鹿児島行きフェリー。フェリー入港後に打ち上げが始まります。
会場周辺は歩行者天国となり車の通行が制限され、御殿浜公園駐車場も関係者専用となります。
臨時駐車場及びバスやタクシー等の公共交通機関をご利用ください。
舟こぎ競争
奄美の舟こぎの歴史は古く、1850年代に書かれた「南島雑話」という文献に舟こぎ競争の記録が残っています。
現在でも行われている舟こぎ競争では、およそ7mの舟に漕ぎ手6人舵取り1人の計7人編成で乗り込み、折り返しのあるコースで速さを競います。
「女子・子どもの部」と「一般の部」に分かれていて、今回は合わせて130チームを超える参加がありました。
会場は名瀬臨港大橋の先。
競技中は橋から先は車両通行止めとなるため自転車や徒歩で応援に訪れる方が多かったです。
漕ぎ手の人たちが息を合わせ、水しぶきをあげながら力強く漕ぎ進める様子はまさに圧巻!
少し出遅れていても折り返しで綺麗な旋回を見せてトップに躍り出たり、ゴール直前まで競り合って最後まで目が離せなかったりと、短い距離の中に沢山ドラマが詰まっていました。
今回は一般の部「丸潮漕友会」、女子・子どもの部「#清水集落」がそれぞれ優勝し、どちらも去年に引き続き2冠を達成しました。
8月踊りとパレード
日が落ちてから始まるチヂン(太鼓)に合わせて歌い踊る8月踊り。
名瀬市街地を1000人を超える人々が練り歩きパフォーマンスするパレード。
どちらも祭りの終盤を彩る熱気に包まれるイベントです。
奄美の主なお祭り予定(2024年)
8/1(木)~8/4(日) | 第61回奄美まつり(名瀬) |
8/10(土)~8/11(日) | 第44回瀬戸内町みなと祭り(瀬戸内町) |
8/11(日) | 第32回あやまる祭り(笠利町) |
8/25(日) | 第36回三太郎まつり(住用町) |
8/25(日) | 第33回ひらとみ祭(大和村) |
ほとんどのお祭りで花火や舟こぎが開催されます。
この時期の奄美はお祭りを通して夏の熱気を感じてほしいです。
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