障害福祉事業所のマルシェ「はーと まるしぇ」にはかわいいとおいしいがいっぱい

 先日惜しまれつつ閉店した鴨池イオンの横に、鹿児島市精神保健福祉交流センター「はーと・ぱーく」という施設があることをご存じでしょうか。そこで年に一度、障害福祉事業所が集まるマルシェ「Heart Marche(はーと まるしぇ)」が行われたので行ってきました。

 2024年は9月28日(土)に行われました。

 入口にはキッチンカーも来ており、最初から賑やかな雰囲気です。

 全部見て回りたいのですが、この後に予定があったので、気になったところをざっくりと回っていくことにしました。

出店事業所の紹介

 少し見えにくいですが、出店したキッチンカーと事業所等です。

※わかるところだけURLを記載しています。

七福神

 レザークラフトと小物系が中心でした。
 ちょうどレザークラフトワークショップの席が空いていたので、挑戦させていただきました。
 ……すっごい難しかったです。叩いて模様をつけるのですが、叩くとどうしてもずれてしまうんですよね。「こうしたらいいですよ」と丁寧に教えてくださったのですが、なかなかうまくできず。
 それでもどうにか満足できるものができました。こういうワークショップ、楽しくていいですね。

ラシーネ

 雑貨と小物が中心でした。缶バッチ作りのワークショップもされていましたが、そちらは他の方がされていたので見るだけとしました。

OAZO

 小物とイラストを使った絵葉書などが中心でした。
 絵葉書は絵柄がかわいく、気に入ったものを3枚(100円)購入しました。イラストは利用者さんがペンタブを使って描かれているとのことで、イラストを描いている自分は親近感が沸いてしまいました。

WorkSpace Olive

 ハロウィンのリースがとても目立つブースでした。こちらも小物系が中心ですが、種類が多かったです。
 アルファベットのイニシャルチャームがとてもかわいらしかったです。

TAP工房

 小物が中心でしたが、コーヒーも販売されていました。編み物などもあり、商品の幅が広い印象でした。
 事業所の一階で販売もされているそうです。

Refe&月猫屋

 小物が中心でしたが、スイーツを模したスイーツデコがあったのが印象的でした。どれもかわいくて、女性のお客さんがひっきりなしでした。

スクラム

 小物とコーヒーを販売されていました。コーヒーは試飲させていただきましたが、おいしかったので購入しました(購入をしたらおまけにコーヒー豆を使った消臭袋を頂きました)。
 コーヒーがメインでしたが、小物の種類も多くありました。

久遠チョコレート

 名前の通り、チョコレートのお店です。なや通りに店舗があるので行ったことがある人もいると思いますが、障害者の就労事業所だと知っている方は少なかったのではないでしょうか。
 こういうところは現金での支払いが主なのですが、電子マネーが使えたのが印象的でした。すごい。

天文館果実堂

 フルーツサンドやクレープ、小物の販売をされていました。名前の通り天文館にあるお店で、水族館にもあるのでご存じのの方も多いのではないでしょうか。調理などを障害者の方が担当されています。
 ずーっと人がひっきりなしに来られていたのと、今から用事があったので生ものは買えずでした。残念。

 ここまで回ったところでタイムアップでした。1時間ですべてのブースを回ることはできませんでした。それだけボリュームがあるマルシェでした。

そもそも就労継続支援とかって何?

 最後にですが、今回出店があった中で最も多かった「就労継続支援」について説明をします。

 就労継続支援は障害福祉サービスの中でも、障害者に対する就労支援の一つです。
 要するに「一般企業では仕事をするのが難しいけれども、そうした人たちに就労の機会を提供する」というものです。ここで訓練をして、一般就労を目指す方も多くいます。

 就労継続支援にはA型という雇用型(一般就労に近い形で雇用契約を結ぶ、就労中心)、B型という非雇用型(雇用契約を結ばない訓練中心)があります。A型は雇用契約を結ぶので最低賃金が保証されます。B型は雇用契約を結ばないため工賃は最低賃金以下がほとんどです(大体100円~300円)。

 マルシェでは、こうした障害福祉について知ってもらうことも一つの目的となっています。

 という堅苦しいことを考えずとも、かわいいものを見たり、おいしいものを食べるために行ってみてはいかがでしょうか。

投稿者プロフィール

そーき
そーき
鹿児島県内をバイクでぶらぶらと走っている事務員です。
食べること、写真を撮ることが好きです。