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【奄美】黒糖焼酎「れんと」の開運酒造で工場見学♪試飲もできる

奄美大島宇検村にある開運酒造では地元湯湾岳からの天然水と黒糖を使っておいしい焼酎作りをしています。
代表的な銘柄は「れんと」「紅さんご」「あまみ六調」など。
製造から出荷・販売まで全部こちらで行っています。

開運酒造の工場見学

工場見学は無料・要予約となります。
開運酒造ホームページのお問合せフォームか予約電話番号へ連絡してください。

工場見学はおおまかに以下の①~③の順で進んでいきます。
①VTRを見ながら焼酎ができる様子の解説
②れんとの工場見学
③焼酎の試飲

音響熟成のれんと工場へ

「れんと」の製造過程では音響熟成と言って約3か月ほどクラシック音楽を聞かせるという独特の熟成方法を行っています。
こちらが熟成中の大きなタンク。
おおよそ1タンクで一升瓶1万本くらいの量が入っているそうです。
タンク側面にスピーカーが付けられており「触ると振動が伝わりますよ」とのことで触れてみると本当に振動している!

流れている曲はモーツァルトやベートーヴェンなど広い音域のクラシックが選ばれています。
振動を与えることで焼酎内の水分子集団が切り離されてまろやかな舌触りになるんだそう。
ちなみに「れんと」の名前の由来は音楽用語の「Lento(遅いテンポを表す)」から。納得…!

樽熟成の紅さんご

そのあとは「紅さんご」が熟成されている棟へ案内してもらいました。
黒糖焼酎原酒をウイスキーのようにオーク樽で5年以上かけてゆっくり熟成させていきます。
その結果、樽の香りとまろやかな味わいの美味しい焼酎になるそうです。

樽は結構大きい。

試飲

見学が終わったら焼酎の試飲ができます。なんと飲み放題。
訪れた時には13種類の焼酎が用意されていました。
度数が高いので数種飲んだら結構酔っぱらいます。

【用意されていた焼酎】
れんと(25度)
うかれけんむん(30度)
武彦(30度)
れんと復刻版(25度)
れんと原酒(42度)
ひらとみ(25度・30度)
あまみ六調(20度・30度)
すっきりれんと たんかんフレーバー(15度)
愛加那(18度)
AMAMI RABBIT(25度)
紅さんご(40度)

おすすめの黒糖焼酎

開運酒造でぜひ試飲してほしい焼酎をいくつか紹介します。

れんと

開運酒造の定番で一番人気の焼酎「れんと」
音響熟成で軽やかな口当たりと豊かな香りが特徴です。

紅さんご

樽で長期熟成したまろやかな口当たりと樽の甘い芳香が特徴。
ほんのり樽熟成による色味がついた焼酎です。
TWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)2021~2022焼酎部門 2年連続ベスト・オブ・ザ・ベスト賞を受賞。

武彦(たけひこ)

国産米こうじを使い10年熟成されたふくよかな黒糖の香りと穏やかな味わいが特徴の焼酎。
飲みやすく少し甘口。
工場限定販売です。

アクセス

奄美大島開運酒造
〒894-3301 鹿児島県大島郡宇検村湯湾2924−2
ホームページ
オンラインショップ

※開運酒造の工場は宇検村にあります。(名瀬にあるのは営業本部となります)

工場見学をして黒糖焼酎作りの理解を深めてから飲む焼酎はより一層美味しくいただけると思います。
工場全体に広がる香りや音響熟成の振動などの体験はお酒を飲めない人でも楽しめるので、工場見学にぜひ行ってみて下さい♪

投稿者プロフィール

yuki miyahara
yuki miyahara
鹿児島市から奄美へ移住しました。
コーヒーが大好き。
奄美のグルメや旬な話題、おすすめスポットなどを紹介します。