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三島村竹島の地域活動シリーズ【婦人会】月に3度の老人会食について紹介

三島村竹島の地域活動シリーズ【婦人会】月に3度の老人会食について紹介

小さな地域ではコミュニティ維持のために欠かせない、地域活動。地域によって取り組みはさまざまですが、三島村竹島には「地区会」「婦人会」「青年会」「子ども会」などさまざまな団体があり、活動をしています。今日はそのなかでも特に人数少なすぎて危機的状況にある「婦人会」の活動のひとつ、老人会食について紹介します。

婦人会とは?

まずは婦人会の定義について、見ていきましょう。

Googleによると、婦人会とは”女性によって組織された団体で、教養や娯楽、社会奉仕などを目的としています。地域に居住する女性が中心となって、生涯学習や健康増進、リサイクル推進、環境美化、人権や消費者問題に関する啓発活動など、幅広い分野の活動を行っています。”とのこと。

つまり、なにかしらの目的をもって集まった女性の団体、というところでしょうか。

竹島ではもともと婦人会の会員になるのは”既婚女性”だったのですが、時代の背景や人材不足もあって、最近は”大人の女性”だと会員になる、みたいな感じになってきています。

婦人会の活動内容

三島村竹島の婦人会の活動内容は、ほとんど「老人会食」と呼ばれるお弁当作り。

竹島では70歳以上の高齢者に、月に3回、婦人会手作りのお弁当を配布しています。

当番は3人で、1カ月ごとにメンバーが交代します。とはいえ、婦人会メンバーが現状6名しかいないので、隔月で順番が回ってくるというなかなか多忙なスケジュール。

その他の活動としては、地区全体の歓迎会や送別会などの大きなイベントのときに食事の準備をすることです。

敬老者をお祝いする敬老の日のお弁当も、婦人会が準備します。

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基本的に何かあったら料理作るのが仕事ですね。

なので、料理があまり得意でないと地味にキツイです笑。

婦人会活動のメインイベント、老人会食のお弁当作りに密着!

今回は、婦人会活動のうちのほとんどを占める「老人会食のお弁当作り」に密着しました。

午後1時半、調理開始

今日のお弁当は「ハンバーグ弁当」です。

お弁当の献立はこちら。

  • ハンバーグ
  • たけのこのきんぴら
  • 大根サラダ
  • 漬物
  • 白ごはん

ちなみに献立は当番の人が決めます。

老人からリクエストをもらったり、季節的なものを取り入れたり、意外とメニューを決めるのも大変。

竹島といえば大名筍

竹島の特産品・大名筍もしばしばお弁当に登場します。

とはいえ、もう季節じゃないので春に収穫したたけのこを冷凍したものを使用。毎年、老人会食のお弁当用に、婦人会でたけのこを獲りにいっています。

今日はきんぴらです!

どでかサイズのハンバーグ

老人に食べてもらうお弁当っていうと、おそらくイメージ的には、薄味でボリュームひかえめで、精進料理っぽいもの…って思いませんか?

わたし、はじめて老人会食のお弁当見たときに、本当にびっくりしました。

だって、ボリューム感がすごいんです。

例えるなら、工事現場で働いてる40代男性が食べるお弁当。

肉肉しくて、ボリュームいっぱいで、メインのおかずがどーーーんってなっているお弁当。

え?老人でしょ?こんな弁当食べるの???

って本当に思ってました。

でもね。

竹島の老人って、ある意味、老人じゃないんです笑。

そんなボリューム満点のお弁当をペロッと食べてしまうくらい、元気なんです。

ハンバーグは、推定ひとり150gくらい。

盛り付けが意外と難しい

料理が完成したら、お弁当箱に盛り付けて配達します。

お弁当の盛り付けって、意外と難しい…。

隙間ができないように、でも見栄えよく、蓋も閉まるように詰めます。

完成!

いかがでしょうか?

彩り的にもキレイですよね!(自画自賛)

おいしかったよ!のひとことが励みになります

わたしはあまり料理が得意ではないので、作って配ったお弁当の感想が気になるような聞きたくないような…笑。

でも、たまに「昨日のお弁当の○○おいしかったよ!」と声をかけてもらえることがあって、褒めてもらえるのはやはりうれしいですよね。

お弁当作るモチベーションになるので、ぜひたくさん声をかけてください!

投稿者プロフィール

やまざきたかこ
やまざきたかこ
鹿児島市から三島村竹島に移住して10年目。
竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作&ディレクションやってます。
合同会社Kurumirai代表。