沖永良部島の回覧板的LINE「えらぶカレンダー」です
沖永良部島からをぅがみゃぶら(目上の方向けのこんにちは)!
「えらぶカレンダー」です。
沖永良部島はこんなところにあります。鹿児島ですが、琉球文化濃い島です。
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ここ「カゴシマガジン」では、過去に配信したものをピックアップ&深掘り!題して『えらぶカレンダーPick up』、第3回目はこの情報です!
ある島民がえらぶでの出来事をつづった「えらぶのぉと」について!
「私が感じたえらぶの自然」をお手紙で
「えらぶのぉと」は、今年1月に来島した中谷果奈美さんが、えらぶでの出来事をつづったお手紙です。
テーマは、「私が感じたえらぶの自然」。はじめの出来事は、ウミガメの産卵跡を見に行ったときのこと。ウミガメが卵を産むために浜に掘った穴の大きさや、ハワイまで泳いでまた島に戻ってくるといった生態に驚く様子が、あたたかみのある手描きの文章とイラストでていねいにつづられています。
二作目は、中谷さん自身のお気に入りスポットで、リラックスしたいときに立ち寄っているという後蘭孫八(ごらんまごはち)城跡の紹介。城跡とは言っても、大阪城や名古屋城などの石垣を基礎としたものとは違って、自然を利用してつくられた「山城」です。ガジュマル、アダン、竹などの植物が入り乱れる南国らしいジャングルを想像してもらえるとよいでしょう。
そして今は、三作目に取り掛かっているとのこと。気になる人は中谷さんのInstagramをフォローしてください。
きっかけは友人からの手紙
今のこのSNS全盛の時代、InstagramでもYouTubeでもなく、なぜ手描きで表現しようと思ったかというと、きっかけは友人から送られた手紙でした。
昨年夏に北アルプスの山小屋で働いていた中谷さん。インターネットも通じない中で、むき出しの自然に囲まれる三ヶ月のバイト生活は、忙しいながらも充実した期間だったそうです。山小屋が運営される夏も終わる頃となり、同じバイト仲間の友人からおきのえらぶを勧められて島にやってきたのが今年の1月。
それからもその友人との手紙のやりとりが続き、遠く離れていながらも、島のいろんな場所をかわいい挿絵とともにていねいに教えてくれる内容と、やさしい語り口に、「手紙でこんなに感動するんだ」と心が震えたとのこと。
もともと、旅の思い出をノートにまとめていた中谷さん。「私が感じたえらぶの自然を誰かに伝えたい」。そう思ったときに、手描きという方法を選んだことは彼女にとってごく当たり前のことだったかもしれません。
山小屋でも登山客と手紙で交流したい
えらぶのぉとを描いて、Instagramで公開すると、いろんな人から反応が。島内からも「絵がきれいだ」「これを見ながら紹介されている場所に行ってみたい」といった声をもらいました。ほしいという声には印刷して渡し、島内の託児所などにも張り出されているそうです。えらぶのぉとはきっと、島の人たちにとって住んでいる場所の魅力を再発見するきっかけになっていることでしょう。
「えらぶのぉとを通して、『えらぶへのありがとう』を伝えたいです。自然の中で過ごさせてもらったこともそうですが、何より人が優しくて、島外から来ている私にもみんな親切にしてくれるんです」とうれしそうに話す中谷さん。
7月には三ヶ月に渡って再び北アルプスの山小屋でバイトをはじめる予定。山には登山客がひっきりなしに訪れますが、ここのところはコロナの感染対策もあり、対面で話す機会が減ってしまっています。そんな中、このえらぶのぉとのように、山の植物についてイラストとともに描いたり、山小屋運営の裏話を書いたりと、想いを込めた手紙でコミュニケーションを取りたいとのこと。
海のえらぶと山の北アルプス、中谷さんだからこそできる交流に今後も期待!
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Instagramアカウント:@kanamii114
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文・写真:ネルソン水嶋(えらぶカレンダー運営者)
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