さつま忍者研究会代表の清永です。
一昔前までは鹿児島でのアニメやマンガとのコラボ企画ってなかなか難しかったのですが、最近は積極的に取り組む公的機関が増えてきた様に思えます。
今回は鹿児島市とアニメ『範馬刃牙』とのコラボでふるさと納税のPRを始めたという情報を掴み、鹿児島市企画財政局企画部ふるさと納税推進室の石宮室長と郡司係長にお話しを伺ってきました。
なぜ『範馬刃牙』とのコラボに至ったのか?
ふるさと納税の書き入れ時が12月だそうで、各自治体猛PRを仕掛ける時期になります。
そんな中鹿児島市ではふるさと納税をよく理解している30代男性をターゲットにして『範馬刃牙』とのコラボに至ったそうです。
刃牙シリーズからの名言を鹿児島市の特産品へのPRに引っ掛けて、認知度のアップにつながればと考えています。
鹿児島市でのふるさと納税の使い道について
下記はメディアリリースからの引用になります。
鹿児島市では、ふるさと納税によりご支援いただいた寄附金を、本市の福祉の充実や地域産業の活性化等に向けた、様々な事業に活用しています。
令和5年度は、保育所等の待機児童ゼロに向けた取組や物価高騰対策をはじめ、かごしま国体の開催や地元プロスポーツチームと連携した賑わいづくり、新事業・新産業創出の支援、公共交通不便地対策などに寄附金を活用しました。
この中の実績としては、鹿児島市は2022年4月に保育所等利用待機児童数が全国ワーストの136人を記録したものの、2年後の2024年には待機児童0を達成した事が記憶に新しいかと思います。
コラボ品を対象にしたレア物特典は早い者勝ち
今回コラボした33品目については特典が付いています。
全員プレゼントとして特製ステッカーと範馬勇次郎からのメッセージ付きお礼状が付いてきます。今回特別に製作されるタオルやTシャツは数量限定で先着順になりますので、ご希望の方は早めにご寄付される事をおすすめします。
取材後記
先にも少し書きましたが、私が KADOKAWA Walker plus で記事を書いていた時期、IPコラボ(キャラクターコラボ)との話を鹿児島の関係者に話すと、拒否反応を示されるところが多かったです。
しかし最近では積極的に取り入れるところが多くなったようで、ようやく全国レベルでキャラクターコラボのPR活動ができる様になってきました。
今回の刃牙コラボに関しては、刃牙自体が鹿児島とあまり関わりのない作品の為、ここから聖地巡礼観光といった派生につなげられないのが惜しいところです。これをキャラクターと鹿児島の文化人との対談からのPRに持っていく事で話題を作る事は可能になってきます。
鹿児島には地元ではあまり評価されないものの県外に出れば高く評価される方が多くいらっしゃるので、この層の掘り起こしが今後の活性化につながるのではないでしょうか?
【アニメ「範馬刃牙」×鹿児島市】 特産品プロモーション
開催期間:2024年12月4日(水)~2025年2月28日(金)
※数量限定特典がなくなり次第終了
企画:合同会社DMM.com 地方創生事業部・鹿児島市
特設ページ:https://www.city.kagoshima.lg.jp/special/baki/index.html
投稿者プロフィール
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クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)
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