さつま忍者研究会代表の清永です。
私の周りだけかもしれませんが、現役プロレスラーとの交流をSNSに上げている方が増えている様な気がしますし、鹿児島で興行を打つプロレス団体が増えてきている様な感じがします。
少し気になったので、ちょうど私の知り合いにプロレス関係者から『いくえもん』の異名を持つ重度のプロレスマニアがいたので現状を訊いてみました。
プロレス界の名物女性
独自のガイドブックを作成し、新規の方にもプロレスを楽しんでもらえる様に普及してまわる『いくえもん』さん。ガイドブックの他にパペットやうちわといったオリジナル応援グッズを携えて日本各地を飛び回っています。
『いくえもん』こと松山ひろみさんのプロレスファン歴は祖母からの影響に始まります。
当時はジャイアント馬場やサンダー杉山といったテレビのゴールデンタイムを飾るプロレスラーが活躍していた時代。
家族で行ったプロレス興行に、横に座っていた妹さんへ、リングから降りてきたスタンハンセンが花束を渡した事に感動してプロレスにのめり込む様になったそうです。
一時界隈から離れた時もありましたが、ショットバー勤務時にお客様との話を盛り上げる為に学び直したプロレス情報から再燃。今に至ります。
SNSから始まるプロレスラーとファンとの交流
松山さんが選手とつながりを持つきっかけは知人を通じて紹介してもらった食料品店の社長から「KAIさん(当時は全日本プロレス・現在ドラゴンゲート所属)と食事会するけど来る?」とお誘いを受けたのが始まり。
その後はSNSの発展にともない付き合う選手や団体が増えていったそうです。
鹿児島におけるプロレス事情
プロレス関係者の話では「鹿児島は他県と比べて非常に盛り上がるところ」という印象がある様です。
10年くらい前までは皆さん静かに観戦していたのですが、そのうち声掛けをする方がボチボチ出てきて、声を出して良いんだと気付いた鹿児島県民がヒートアップする様になり今の現状があります。
新日本プロレスの様な大手のプロレス団体は鹿児島アリーナで興行を打つのですが、その他の団体は鹿児島市卸本町にある『オロシティ』で行う事が多く、鹿児島におけるプロレスの聖地になっているとか。
オロシティでの興行は会場が明るくリングと観客席との距離が近い事で観客と選手との一体感が生まれやすいとの事。観客側からはリングとの距離が近い事で選手の独り言が聞こえたり、選手との絡みがある事が堪らなく楽しい様です。
取材後記
プロレスは街頭テレビの時代から庶民に楽しまれ、1980~1990年代のプロレスブームを経て、SNS時代の選手と観客が近い今の状況があります。その時代におけるメディアの隆盛に呼応する様に形を変えて楽しまれているエンターテインメントと言えるのではないでしょうか?
プロレス団体の中には様々な場所への出張パフォーマンスを行うところがあります。
佐賀県の『BURST』というプロレス団体は小学校へいじめ撲滅の講和を行い、その後その会場でプロレスを行っているそうです。
子供達と真摯に向き合うプロレスラーの姿とそれに感銘を受ける子供達の様子に感動したと松山さんからの話がありました。
「鹿児島が魅力的」と語るレスラーの方々にもっと鹿児島での活動機会が与えられると、人的交流や観光PRなどの観点から良い相乗効果が生まれてくるのかもしれませんね。
松山さんオススメのお店
【プロレス酒場 ロープブレイク】
住所:鹿児島県鹿児島市荒田2丁目45−1
X(旧Twitter): https://x.com/donguri_arata?t=_lWVDQwUr5hupuS7aEmPBQ&s=07
※ロープブレイクさんは、 大将がプロレス大好きで、お店の中にはプロレスグッズが溢れてます。テレビにもプロレスが流れ、沢山の選手もお店に来てるので、壁には、選手のサインがいっぱい書いてあります。 このお店のオススメは、つくね。 食べて飲んで、プロレスを語れるお店。 プロレス知らなくても、居るだけで楽しめて、元気貰えるお店です。
【飲みどころ・歌いどころ ひまわり】
住所:鹿児島県鹿児島市山之口町9-31 大丸ビル3階
TEL:099-224-3710
※『奄美の怪童』と呼ばれ、NOAHや大日本プロレスなど様々な団体のリングで活躍した川畑輝鎮選手のお店。 現在は、木金土だけの営業ですが、店内には三沢選手の写真や、本人の軌跡を辿る写真など飾ってあります。 川畑選手のファンが全国からやって来たり、直接川畑選手から色々な話が聞けて、プロレスファンじゃなくても、楽しめるお店です。
【ヴィレッジヴァンガード イオンタウン姶良店】
住所:鹿児島県姶良市西餅田264−1 イオンタウン姶良 東街区2F
HP:https://www.village-v.co.jp/shop/detail/996
※ヴィレッジは、店長のMIKAさんが、大のプロレスファン。お店には、プロレスコーナーを作るくらいのハマリ用。 MIKAさんは、絵がとても得意で、選手の似顔絵も書いてので、是非遊びに行ってみてください。
(※は松山さんからのコメントです)
投稿者プロフィール
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クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)
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