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竹島のコンビニ?「竹のいえ」にいらっしゃい。人口50人の島に安心と楽しみを。

竹島のコンビニ?「竹のいえ」にいらっしゃい。人口50人の島に安心と楽しみを。

2025年1月現在、人口約50人の竹島。外部の人によく聞かれるのは、コンビニってあるの?という質問です。残念ながら三島村竹島にはコンビニはありません。でも「竹のいえ」ならあります!今日は、店長に代わって竹島のコンビニ(になりたい)「竹のいえ」についてご紹介します。

「竹のいえ」は島で唯一の日用雑貨・食料品のお店

竹のいえの外観

「竹のいえ」は、三島村竹島にある日用雑貨や食料品を売っている商店です。

開業したのは、2018年4月。おかげさまで8年目になりました。

古民家を改装してお店を作っているので、入口はほぼ民家。

お店ののれんの奥には普通に居住空間があって、生活しています。

20年ぶりに誕生した商店

「竹のいえ」ができるまで、竹島にあったのはタバコとお酒が買える商店と不定期に動いている自動販売機のみ。

なんと最後にお店が竹島にあったのは、20年も前だったそう。

わたしは鹿児島市から移住しているので、最初お店がないと聞いたときは、どうやって暮らしてるの???ってかなり疑問でした。

でも実際暮らしてみると、ネットスーパーも使えるし、Amazonも普通に届くので、生活自体は不便ながらもできていた感じです。

ただ、ネットスーパーだと”しまった!アレ買い忘れた!!”ってこともあるので、お店があったら便利なのになぁと感じていたのも事実。

同じように感じていた人は、意外と多いのでは?と思います。

営業時間はいえにいるとき

竹のいえの営業時間

「竹のいえ」の営業時間は決まっていません。開いているのは、誰かが”いえにいるとき”です。

だいたい朝は8時くらいから、夜は19時30分くらいが目安でしょうか。

用事があって店に誰もいないときは、閉店中になっています。

夜は電気が点いているかどうかが判断基準。

定休日はありません。

「竹のいえ」にはどんなものが売っている?

「竹のいえ」で売られているものは、島で暮らすために必要な日用雑貨や食料品がメイン。

野菜や米、肉・たまに魚もあります。

飲み物やお菓子、アイスクリーム、冷凍食品も。

店長がお菓子大好きなので、お菓子のラインアップは異常に豊富です。

ちなみに商品は飽きないように、随時入れ替えてます。

日用品はこんな感じ。

掃除用具や文房具、洗剤など。

島ならではの商品だと、お弁当箱。

船に乗るときはお弁当を持っていく人が多いため、お弁当箱やフードパックは必須アイテム。

サイズも豊富です。

猫のエサも竹島のマストアイテム。

お別れのときに船で引く紙テープもあります。

なお、「これが欲しい!これ置いててほしい!」ってリクエストがあれば、仕入れも可能。

島にある小さな商店なので価格がどうしても高めにはなってしまいますが、あまりにも高いとお買い物が楽しくなくなってしまうので、目指しているのはコンビニ価格。

商品によっては、スーパーよりも安く買えるものもあるので、ぜひ掘り出し物を見つけてみてくださいね!

物販だけじゃない!「竹のいえ」が目指しているもの

「竹のいえ」を作ったのは、単純にお店があったら便利だよね!という思いがあったからなのはもちろんですが、実はそれ以外にも理由があります。

「竹のいえ」が目指しているのは、”安心できる場所”です。

小さな島で小さなコミュニティだからこそ、困ったときに立ち寄れる場所を作りたかったという思いがあります。

住んでいる人も遊びに来た人も、島にいる人が自然と集まってくる場所を目指しています。

そんな「竹のいえ」のなかには”座れる場所”がいくつかあるんです。

お買い物終わってもここに座っておしゃべりをしたり、アイスじゃんけん大会をしたり、コミュニティの場としても活用してもらっています。

「竹のいえ」は宿泊もできます

2024年、「竹のいえ」はお店だけでなく宿も開業しました。

隣の古民家をリノベーションして、宿泊できる施設にしています。

ホテルや民宿のようなおもてなしはありませんが、島での暮らしをリアルに体験できるよう、生活用品も一式そろっています。

基本的にはドミトリー式(複数で共同利用)ですが、一棟貸しも可能。

離島に長期滞在してみたいとか、離島で暮らしてみたいけど実際どんな感じなんだろう…って思っている方にぴったり。

くわしくはこちら。

竹のいえ

竹島に来たら「竹のいえ」にぜひ遊びに来てください

人口50人の島に安心と楽しみを作りたいとOPENした「竹のいえ」も、8年目。

島内外のたくさんの人たちに支えてもらっています。

竹島に遊びに来たら、ぜひ「竹のいえ」に立ち寄ってみてくださいね。

投稿者プロフィール

やまざきたかこ
やまざきたかこ
鹿児島市から三島村竹島に移住して10年目。
竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作&ディレクションやってます。
合同会社Kurumirai代表。