現在、奄美大島で2つの写真展が観覧無料で開催されています。
興克樹写真展「心時めくクジラの季節」
開催期間 2025年1月15日(水)~2月28日(金)
奄美空港1階 観光情報コーナーにて興克樹(おきかつき)さんの写真展が開催されています。
奄美大島近海に来遊するザトウクジラなどクジラ類を中心に奄美の海洋生物や希少野生生物の写真を30点展示しています。
興克樹さんは奄美市(旧名瀬市)出身。ティダ企画有限会社代表取締役。奄美海洋生物研究会会長。奄美クジラ・イルカ協会会長。サンゴ礁保全やウミガメ類の繁殖生態、クジラ類に関する調査研究に取り組んでいる。
2023年に奄美市笠利町でザトウクジラの沿岸域での日中出産が国内では初観察となりました。親子で寄り添って泳ぐ1枚が展示されており、生まれて間もない皮膚の柔らかい様子が写真からも伝わってきます。
また、ブリーチングという海面から飛び出す大きなジャンプの写真は迫力満点です。
クジラだけでなく、2024年12月2日に奄美市名瀬大熊漁港に突如出現したジンベエザメ。ニュースにもなったこのサメの写真もダイナミックな真正面からの撮影で展示されています。
神秘的なサンゴの産卵、奄美で見られるケナガネズミやアマミイシカワガエル、2015年に新種認定された独特な産卵床を作るアマミホシゾラフグなど様々な生物を自然なまま垣間見ることができる写真展となっています。
アクセス
奄美空港1階 観光情報コーナー | 〒894-0503 鹿児島県奄美市笠利町大字和野374-4 |
第3回 奄美を写す写真展
開催期間 2025年1月11日(土)~2月2日(日)
田中一村記念美術館 企画展示室で開催されています。
今回で3回目となった奄美を写す写真展は、全国から応募された280点のうち入賞・入選した140点を展示しています。
応募条件は「奄美群島内で撮影された自然・文化・風物及び奄美群島にインスパイアされて撮影した作品」で、経験不問、画像加工可で撮影機材の制限もありません(スマートフォンも可)。
観覧に際してオススメしたいのが、入口で自由に持ち帰れるパンフレット。
こちらには大賞など特別賞を受賞した作品とその講評が書かれています。講評を読みながら受賞作を見ると、撮影者の意図や構図・配色がいかに巧みか、という事が分かり作品から受け取る説得力が増すのでぜひパンフレット片手にご覧ください。
展示されている作品はどれも素敵なものばかりで、スマートフォンでもOKという手軽さゆえに”そこを切り取るのか”という面白い視点の写真も多かったです。
写真を見た後に作品名を見るとまた違った印象になったり、撮影者の思惑が感じられて作品の奥深さを感じました。
※展示室内での写真撮影は、ご自身及びご家族(お身内)の作品に限ります。今回は記事掲載用に許可を頂いております。
アクセス
田中一村記念美術館 | 〒894-0504 鹿児島県奄美市笠利町節田1834 |
投稿者プロフィール
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