- 鹿児島をもっと身近に!地域の生の情報をお届け中 -

3月の竹島は別れの季節。お世話になった先生たちの出発式

3月の竹島は別れの季節。お世話になった先生たちの出発式

3月になると学校の先生たちの異動発表がありますが、竹島ももちろん例外ではありません。毎年のことながら、必ず島を離れる人がいるこの季節はとてもさみしくなります。今年も4名の先生たちが島を離れられたので、そのときの様子をご紹介します。

そもそも3月の竹島って超繁忙期

3月は年度終わりの企業が多く、世間的にはとても忙しい時期です。

竹島には企業といえるところはほとんどありませんが、それでもみんなとても忙しい。

卒業式があり、各種団体の決算総会や新年度に向けた役員選挙が行われ、さらに先生たちの異動発表があったあとは、バタバタと送別会を行い、引っ越しが始まります。

学校の先生たちの異動発表からは怒涛の1週間

他の県もおそらく同じなのだと思いますが、学校の先生たちの辞令発表は3月の下旬。

そこから終業式があって、数日経たずに先生たちの出発式があります。

たった数日の間に、新しい家を探したり、引っ越し業者を手配したり、行政的な手続きをしたりとめちゃくちゃ大変です。

しかも天候が悪いと船便が変更になることもあるので、スケジュール調整は一苦労。

いつも思うのですが、なぜこんなギリギリの辞令交付なんですかね??

ただでさえこの時期は引っ越しも多いし、家を探してる人も多いのに、もう少し早めに教えてあげればいいのになーと思います。

家くらい、ゆっくり探させてあげてください…。

今回島を出た先生のお話によると、辞令交付のあとに引っ越し業者さんに片っ端からずーっと電話をかけて、それでも見つからず、結局ご両親に車を借りてもらって自力で引っ越しするなど、かなり大変だったみたいです。

引っ越しは島民総出でお手伝い

一般的には引っ越しって業者さんに依頼することが多いと思うのですが、竹島にはもちろん引っ越し業者はありません。

そのため、島民が総出で引っ越しをお手伝いするのが慣例です。

この日は、出張で竹島に来ていた業者さんや役場職員もお手伝い。

このコンテナに家財道具や荷物を詰め込んで、船に乗せて港まで運びます。

そして、船を降りたらコンテナから荷物を出して、引っ越し業者のトラックに積み替えるか、軽トラなどを借りて積み替えて新居へ。

普通の引っ越しより何倍も手間がかかります。

先生たちの出発式当日は超豪雨

今年の先生たちの出発式は3月27日でした。

前日まで超快晴だったのに、当日は豪雨。

いつもなら港でジャンベでお見送りがあったり、紙テープを引いたりするのですが、それも叶わず、港の待合所での出発式となりました。

島を離れる先生たちの挨拶が泣ける

出発式では、一人ずつ先生たちからの挨拶があります。

この挨拶がいわゆる台本っぽい挨拶じゃなくて、みんな個性があって、想いがこもっていて素敵なんです。

話を聞きながら、先生たちとの思い出がよみがえります。

今年出られた先生たちは、息子の担任の先生だったり、仲良くしてもらっていた先生たちだったりしたので、例年にも増してさみしい気持ちがこみ上げてきて泣ける…!

今はSNSもあるし、島を離れるっていったって鹿児島で普通に会える距離ではあるのですが、なぜか今生の別れ的な感覚になる謎。

うちの息子は2年連続、先生たちへの送る言葉係でした。

去年は一緒に考える時間がなくてちょっとChatGPTにお手伝いしてもらいましたが(小声)、今年は親も手伝わず自分で全部考えて話していて成長に感動しました。

船から見たお別れのときはこんな感じ

船が着くころには、雨は少し小降りに。

今回、わたしは先生たちと同じタイミングで船に乗ったので、先生たち視点の竹島の様子を見ることができました。

乗船したらデッキへ。

船の上から見るこの眺め、エモです。

船が離れて見えなくなるまで、お互いにずっと手を振ります。

堤防の先まで車を走らせてくれる人たちもいて、ドラマみたい。

しばらく船の上から小さく見えなくなる竹島を眺める先生たちの後ろ姿も画になる…!

鹿児島に着いたら船上離任式

鹿児島に船がついたら、そのまま船の中で離任式が行われます。

船上離任式って、離島ならではですよね。

何してるのか具体的には知りませんが、テレビカメラも来ていて、毎年ニュースにもなっています。

それが終わってもまだまだ先生たちには引っ越しが残っているという現実。

雨のなかの引っ越しは大変だったともいますが、おつかれさまでした。

竹島はもちろん離島にとって学校の先生は欠かせない存在

竹島の人口は約50人。そのうち学校の先生とその家族は10数名。

人口の1/3は学校の先生たちなんです。

先生たちがいなければいろいろな地区の行事・組織は回らないし、逆に学校行事も地域の人がいなければ成り立たちません。

仕事の転勤で竹島に来ているとはいえ、先生たちも竹島の島民のひとりにカウントされるので、本土では考えられないくらい地域と密接にかかわります。

子どもたちの先生であると同時に、同じ地域の人であり、ママ友でもあり、飲み友だちでもある。

竹島にとっては学校の先生はとても大切な存在なんです。

これから新天地に行って新しい生活が始まる先生たちのご活躍を祈りつつ、またお会いできる日を楽しみにしています♪

投稿者プロフィール

やまざきたかこ
やまざきたかこ
鹿児島市から三島村竹島に移住して10年目。
竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作&ディレクションをメインに、Instagram運用のビジネスオンラインスクール講師もやってます。
合同会社Kurumirai代表。