奄美大島で豚を自由に放し飼いする”放牧養豚”を行い「あま豚」を育てている一般社団法人AMAMIMAMAの元 雅亮(はじめ まさあき)さんにお話をお伺いしました。

奄美大島の養豚農家は10数戸。その中でも放牧という形を取っている養豚場はここだけです。
奄美では昔から豚は家で育てられ食べられて来た歴史がありますが、段々と豚を飼育する家も養豚農家も減っていきました。
元さんは奄美で育てる豚を無くしてはいけないと、5年前から養豚を始めました。
3頭から始めた養豚も今では54頭に

元さんの養豚場では山の一部を400mほどの柵で囲い、自由に放牧しています。

11月から3月にかけて複数の子豚も生まれ、お乳を飲んだり走り回ったりとのびのび暮らしています。

豚たちは元さんに人慣れしていて随分おとなしく、カメラを向けると寄ってきて鼻先を近づけてきました。中々愛らしい。

時々ブヒー!と言い争いのような喧嘩も起きていて思わず頬がゆるみます。
元さんが呼ぶと全員ゆっくり集まってくるのが印象的でした。
ちなみに豚は鼻先でよく穴掘りを行うため、放牧場内の木の根っこが露出しているのは豚の仕業だそうです↓


豚が開墾していくんです
自由に水浴びをしたり走り回ったりしながら1年半ほどかけて育った豚は、脂肪が少なくきめ細かい肉質になるそう。
各部位の精肉やベーコンなどの加工品はもちろん、まるごと1頭買いも行っています。
奄美のもので育てたい

餌はオカラやサトウキビのバガス(糖汁を絞った後の搾りかす)、黒糖焼酎の廃液など奄美産のものを混ぜて発酵させて作っています。

奄美で生まれ
奄美で育ち
奄美から旅立っていく
この理念のもと「あま豚」を奄美内外に広めていきたいと話す元さん。
2023年には豚肉の加工施設を作り、肉の加工から出荷まで島内で行えるようになりました。
奄美をもっと全国へ


奄美の事をもっと知ってもらい、ファンになってもらいたいんです
元々大島紬を販売していた元さんはその事業を後進へ引き継ぎ、現在はどうしたら奄美の事をもっと知ってもらえるかを日々模索し様々な試みをしています。
大学と連携し奄美で特産化できる農作物の可能性を探ったり、あま豚を通じて奄美文化や地域そのものを活性化させていく取り組みを考えたり、お話を聞けば聞くほど面白いチャレンジをされています。


ずっと奄美の事を考えているだけですよ
そう笑う元さんは奄美の未来を見据えてまだまだ様々なビジョンを浮かべていらっしゃるようでした。
AMAMIMAMA

「奄美大島の全てをそのまま届けたい」
AMAMIMAMAはこの理念をもとに設立されました。
奄美の食材にこだわり、世界自然遺産の奄美大島だからこそ生み出される味を追求した商品開発を行っています。
2025年2月3月には大阪阪神百貨店、東京日本橋三越本店の催事で出店も行いました。
商品は島内のお土産屋や商店のほか、オンラインショップでも購入できます。
あま豚は直接お問い合わせください。
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