沖永良部島の回覧板的LINE「えらぶカレンダー」です
沖永良部島からをぅがみゃぶら（目上の方向けのこんにちは）！
「えらぶカレンダー」です。
沖永良部島はこんなところにあります。鹿児島ですが、琉球文化濃い島です。
えらぶカレンダーでは、LINEで、島内のイベント、セール、求人、あらゆる情報をお届けしています。目的は『島のヒト・モノ・コトの出会いをふやすこと』。こんな感じ。
つまるところ、回覧板的なLINEアカウントだと思ってもらってOKです！えらぶ（沖永良部島）に住んでいる方はもちろん、島の様子はどんなかな～と、ご興味のある方はぜひこちらからご登録ください。
ここ「カゴシマガジン」では、過去に配信したものをピックアップ＆深掘り！題して『えらぶカレンダーPick up』、第４回目はこの情報です！
E-BIKEレンタル事業を展開する「アシスト.オンエラブ」さんについて！
島民と観光客の出会いを「アシスト」したい
アシスト.オンエラブを立ち上げたのは、島生活4年目になる森岡峻一さん。
取り扱っているものは、E-BIKE。電動アシスト付き自転車です。奄美群島各島がE-BIKEなどE-モビリティ（電動で動く乗り物）を導入する中、「沖永良部島でも走らせたい！」という思いもあり、着手。大手から中小まで事業者に連絡をとり、同じく熱い思いのある方と出会うことができ、現在は島に4台のE-BIKEを導入しています。
乗車した方が思わず写真を撮ってSNSにアップしたくなるように、見た目にもこだわって車種を探したそうです。しかし、名前の「アシスト」は、電動”アシスト”付き自転車にちなんだだけではありません。
E-BIKEを通してお互い無理なくお金のやりとりを
思いについて森岡さんは話してくれました。
観光客の方を連れて島民の方と会うと、本来はお金を取ってもよいようなことを無料で提供してくれる。ビーチクリーンや、じゃがいも掘りの体験だったり、牛やヤギとのふれあいだったり、飲み会に三線を持ち込んで弾いてくれたり…。
「でも、親切心でやっているから、島民の方もお金をいただきづらいし、観光客の方も払いづらいじゃないですか。そこに僕が島民の方々と会うためにE-BIKEを提供する形であれば、間に入ることで無理なくお金のやりとりもしやすい。そうした、観光客と島民をつなぐ『アシスト』という意味も込めています」
パワーがあるのでラクラクに山頂まで登れるE-BIKE
６月に開いた無料乗車会では、参加者から「思った以上にパワーがある」という声をもらったとのこと。ただ一方で、原付免許やヘルメットが要らない代わりに速度は30kmまでしか出ないため、「自転車を本気でこぐよりよりは遅い」そうです。
風を感じるほど全力でこぎたい人に向いてないものの、坂道でもぐんぐん上っていけるだけのパワーがあるので、女性の足でも大山の山頂（標高240m）まで気楽に登れます。
E-BIKEやファッションを通して誰かと誰かをマッチング
「基本的に、アシストだけで儲けるようなことはしたくないんです。常に島の誰かを絡めたいし、そうしないと意味がないと思っています。要するに、マッチングがしたいんです。農家さんの担い手のマッチングもしたいし、極論、出会い系のマッチングもしたい。E-BIKEを基点にはしてるけど、もっと誰かと誰かをつなぐことがしたいと思っています」と、森岡さんは話してくれました。
E-BIKE以外には、上の写真のバンドのように、ファッションアイテムも制作・販売。「これは”偽善者バンド”といって、売上の全額を僕が独断と偏見で選んだ団体に寄付しています。ちょうど花火大会の寄付を募っていたので、ぜんぶ売れる前提で売上分を寄付しました（笑）」と森岡さんは笑います。
ふだんから島の人たちと飲んで語らい、自然体で人と人をつないでいっている森岡さん。今後、アシストとしても、E-BIKEなどさまざまなアイテムを使ってさらにどのようなマッチングを生み出していくか、楽しみです！
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Instagramアカウント：@assist.onelove
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文・写真：ネルソン水嶋（えらぶカレンダー運営者）
写真提供：アシスト.オンエラブ
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