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自分で焼ける!楽しいピザ焼き体験♪

こんにちは!かご飯担当リツコです!
(※かご飯とは…かごしまご飯の略である)

7月になり、蝉もなきはじめ、いよいよ本格的な夏に突入しています!
学生たちが下校するのを見ていると「この時期はもう夏休みに入るんだよなぁ」とウン十年前の懐かしい気持ちを思い出します。

でも夏休みで一番思い出深いのは、いつも夏休み終わり2日ぐらい前から一生懸命宿題をしていた必死さなんですけどね。
7月の休み始めは「宿題を早く終わらせて最後はラクするぞ!」って思うのですが、それも一瞬の想いで気づいたら休み終わり目の前…というタイムマジック。
今だからこそ白状すると日記とかもうある意味、空想日記でした(笑)

でもプールで泳いではしゃいだり、花火をみんなで楽しんだり、子供としての夏の思い出は、ラムネのように甘くシュワシュワと消えていく甘美ででもおぼろげな余韻が残る感覚として思い出されます。

さて今回は、そんな想い出にも残せて、美味しいモノを食べれる「体験型」のお食事処をご紹介します♪
それでは、かご飯レポート、Let’s Go!


やってきたのは、「日本一大きい」大クスがある町、鹿児島県姶良市蒲生町の「心地庵」さんです!

入り口から名前の通り「心地よい」雰囲気があります。ここは百数十年経た古民家をこのように改装してお店にされたようです。

玄関をあけると目の前に受付カウンターがあります。
女性の方が挨拶をしてくださり、カウンターまで行くと、その女性が心地庵のシステムをお話くださいます。後からわかったのですが、心地庵は“さかのさん”ご夫婦で営んでいらっしゃり、その女性は奥様でした。

玄関から昔懐かし雰囲気

システムはまた後から書きますが、カウンターで一通り説明を受け、注文票と野菜の形のペンをお借りして中に入ります。
中は古民家の良さを生かしたインテリアになっており、和紙を使ったライトのやさしい色合いがほっこりさせる空間です。


窓際の席を選び座ってメニュー表を見ました。

ピザメニュー
揚げピザやフォカッチャもあります
食材を提供ご協力されている地元の方たち

ここはお食事としては、ピザや揚げピザなどメインから1つ、あとは希望あればデリといったサラダやスープから1つ、デザートから1つ、あとはお好みで頼めるような仕様で注文票にそれぞれ書いていきます。

受注票に自分の食べたいものを書き込んだりチェックします

注文票を見てお気づきでしょうか。
「ピザ体験」とありますが、ここはなんと自分でピザを焼く体験ができる場所なんです♪

ちなみに私は「ピザMサイズ+スープ+2種のデザートとドリンク」というセットを頼みました。お値段も注文票に書いてあるので自分で計算しながら頼めますよ。私は合計で2,190円でした。

そして心地庵ならではのシステムですが、注文票には「フレンドネーム」とあります。

スープ、ピザ、デザートと順番に食べたらお食事を準備していただけるのですが、食べた食器類は「返却棚」があって自分でそこに置き、食事を置いて運ぶお盆のような板は受付に都度返して次のお食事を頼むシステムなのです。
次の食事が準備できると「フレンドネーム」で「〇〇さん、できましたよ~」と呼んでいただけるのです。

これは心地庵にこられたお客様が、ただ「食べて帰る」だけでなく、人とふれあいお話することで得られる心地よさや学びを考えられて創ったシステムなのでは、と思いました。
昨今コロナも相まって、人とふれあったり直接話をする機会がずいぶん減りましたが、ここに来ると「人」としての本来の心地よさを味わえる素適な場所だなと感じました。

さて、ひとまず注文票をカウンターへ持っていきます。
メニューを頼んでお会計をするときに予約特典の「くじ」が引けるようです。

ちょっとドキドキしてくじ引きにチャレンジ

引いたのは「吉」。

おみくじの結果内容

上のように出た内容によって、いただけるものが違うようです!
私はお店のステッカーで好きなものを選んでいただきました♪
色んな飲食店さまのご飯を食べれるように「いっかくせんきん」です^^

(いけめんげっとにも心が動いたのは内緒です笑)

席について待っていると、「タナカさん~」とフレンドネームを呼ばれたのでカウンターに行くとスープを渡されました。席にもっていきいただきます♪

地元のお野菜で作られた冷製スープ
説明を受けた通りに、よく混ぜます

コクがあって美味しいです♪あっという間にペロリ。
食べた終わったお皿やスプーンを返却し、またお食事を待ちます。

さぁ次はいよいよピザ焼き体験です!
フレンドネームを呼ばれ、外の釜へ向かいました。

ここにはご主人がいらっしゃって、釜の状態や焼き方などを面白く分かりやすく教えていただきました。

焼く前のピザはこんな感じ
ご主人が手本を見せてくれます
説明を受けながら自分もチャレンジ

焼き方を褒めてくださるので、やや調子に乗ってしまいます。
しかもカメラ目線を気にしてくださったり撮影しているものとしては助かります♪

ご主人がわざわざカメラ目線バージョンのお気遣い笑
取り出して角度を変えてまた中にいれることを繰り返します
最後はピザを少し上にあげて高温で焼いて仕上げ
焼けたよーとピザをかかげる腕のたくましさが目立つアタイ

美味しそうに焼けました!!
我ながらなかなか立派な焼け具合♪

ピザを持ってカウンターへ戻ると、今度は奥さんから焼き具合を褒めて頂きました。ピザ1枚で自己肯定感爆上げです笑
例えうまく焼けなくてもネタにできますし、人とふれあう楽しさを実感です。

焼き具合を奥さんに自慢気に披露するの図

カウンターには「自家製タバスコ」がつけてあります!タバスコが自家製は珍しいですね!

右の緑のフタの瓶がハバネロをつけたものだそうです
カウンターにてたっぷりタバスコかけるの図

カウンターで好きなだけタバスコをかけて、席へ戻り実食!
サイズは手より一回りあるぐらいです。

もう1つ大きいサイズがありますがデザートも食べたいので控えめ
下にあるカッターに気づかず箸で切ってしまう

うん!パリパリ感が焼きたてのピザならではです!

九州産の小麦に全粒粉をブレンドし天然酵母を使ってじっくり発酵されたもの。野菜はもちろん地元のお野菜で、エキストラバージンオリーブオイルがふんだんにかかってます。

ちょっとひと仕事したので(←焼いただけ)、ピザをあっという間に完食!
ありがとうございます!

あとはデザートが残ってます!

飲み物はご近所さんのレモンを使ったレモンスカッシュ。レモンソースをソーダ水の中へ入れてよく混ぜて飲みます。

このソースはパンにもかけてみたい
お花が色どりよくて気持ちも華やぎます

デザート2種は「米粉の有機豆乳プリンと自家製ミルクジェラート、蒲生のびわのコンフィチュールジュレ」と「オーガニックココアとココナツの米粉ベジショコラ」です。ショコラケーキはご近所さんのきんかんも入っていると言われました。
ここのお食事はオーガニックなとこだけでなく、ご近所さんなど地元素材がふんだんに使われており、素材にも「人」とのつながりを感じます。

こちらも完食!ごちそうさまです!


帰りに釜の前を通るのでご主人にお礼を言い、少しお話を伺いました。

心地庵は10周年を迎え今年度は11年目だそうです。
釜については最初からピザ焼き体験を提供するために作られたものではなく、バーベキューをするために趣味で作ったものだったそうです。それがお店をするうちにピザ焼きの釜へと用途が変わっていき、現在のようにお客様に楽しんでもらえるようになったとおっしゃってました。

現在もお庭を少しづつ改装されているそうで外でも食べれるように考えていらっしゃり「次きたらまた変わっているかもしれません」と話してくださいました。そう伺うと次行くのが楽しみです♪

お話ぶりだけでなく、お店のシステムや料理や体験など、随所にご夫婦の人柄が感じられるほっこりとした「心地庵」さんでした!


<お店の情報>
心地庵(ここちあん)
営業時間:ランチ// 11:00~17:00(15:00ラストオーダー)
          カフェ// 14:00~17:00(16:00ラストオーダー)
OPEN   水~日曜日
CLOSE  月・火曜日
住  所:〒899-5302 鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2777
電  話:050-1338-3794
インスタ:kokochian.pizza.kamou
公式HP:https://kokochian.org/

投稿者プロフィール

タナカ リツコ
タナカ リツコ
鹿児島在住の広告デザイナー。食べることが大好き。でも椎茸は苦手。
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