阿久根市内の8店舗で開催する「第16回阿久根伊勢えび祭り」が、9月1日~始まりました。
各店舗の、工夫を凝らした伊勢海老料理も良いですが、まずは、伊勢海老がどんなふうに採れるの?仕掛けは?気になったので、今回は漁師さんに密着してみました!
その前に、、、
【イセエビについて、簡単に】
※5月1日~8月20日まで禁漁
※漁業権者以外の者が漁業権対象類を採ると、いわゆる密漁になります
※5月から8月の産卵期に鮮やかなオレンジ色の卵を50万個産みます。
※卵はメスがお腹に抱え、孵化するまでの1か月大事に守られます。
※孵化後は、フィロソーマ幼生というプランクトンとして太平洋で浮遊生活をおくります。
※およそ30回の脱皮を繰り返し、約3年かけて、体長20㎝と成長します。
※触覚の根本に発音器があり、こすり合わせて「ギーギー」と音を出して鳴きます。個体差にもありますが、大型のエビが発っする音は3km先まで届くこともあるそうです。
よし!予習はできた!あとは船に乗り込むだけだ!いざ、伊勢えび漁へ、
しゅっぱーーーつ
AM5:30 出航
夏の時期は、暑さとの闘い。なので、日が昇る前から漁の準備をするそうです。この日はベタ凪。海面に朝日が反射され、キレイで、清々しい朝を迎えました(笑)
AM5:40 定置網の引き上げ開始
前日に仕掛けておいた網の引き上げ。各漁師さんは旗が配られ、自分の番号が書いてある旗をブイに付け、目印にしてます。
電動の巻き上げ機械で、網を引き上げます。網の長さは、30m~40mあるそうです。その引き上げ時間がワクワクですね。伊勢えびがかかってると、初めて見る人にとっては、わーわーキャーキャーですよ(笑)
AM6:00 伊勢えびを生け簀に入れる作業
かかった伊勢えびは、一つ一つ丁寧に、網から離して生け簀の中へ。
沢山捕れても、網から離す作業も一苦労ですね。しかも、網糸が細いので、見えにくい。たまに足も折ってしまうだとか。
因みに、髭や足が3本以上折れたり、無くなってると、価値が下がるそうです。卸すまで、丁寧に大事に扱わないとですね。
AM6:30 網のゴミ取りと、再度仕掛ける為の準備
伊勢えびだけが掛かるわけではありません。海藻、サンゴ礁、魚など、様々な海洋生物が掛かってます。それを一度取り除き、網を整え、また設置するのです。捕れてウキウキ気分。っとはいきませんね。
AM7:00 網の設置
次の日の為に、もう一度仕掛けに行きます。ここは、長年の漁の経験で、仕掛ける場所を見定め網を投入。船を動かしながら、網を仕掛けます。伊勢えびの特徴を掴んでおかないと、できないことですね。
AM7:30 仕掛け終了
あっという間に日も上がり、日中は「わっぜぬっかでぇ仕事んならんけぇーかえっどっ」ということで、漁も終了です。
漁が終わっても、片付けや、網の補修作業、船の整備などを行います。魚やエビが採れて、ルンルン気分で終わりではありません。
漁に使用する道具を丁寧に、大事に扱う事によって、漁ができるわけであって、簡単に出来るものではありません。
今回、漁に同行&お手伝いさせて頂きましたが、技術もそうですが、体力、力をかなり消耗する仕事でした。また、不慮の事故で亡くなられる方もいるというお話を聞き、海の恵みを頂くのも、命がけということ。改めて第一次産業で活躍されている方のありがたさが身に沁みました。
阿久根の海は、エビや貝、またいろんな種類の魚も採れます。
美味しいもん食べに、阿久根に、こんね~!
阿久根市伊勢海老祭りの詳細は
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http://go-akune.jp/events/detail/463
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