こんにちは。
南九州市頴娃(えい)町でフリーライターをしている、上村(かみむら)ゆいです。
頴娃町上別府にある「Gallery DASOKU(ギャラリー蛇足)」さんにて、10月9日(日)〜10月30日(日)まで個展が開かれるとのことで、行ってきました!
イラストレーター はむ子さんとは
今回お話を伺ったのは、頴娃町を拠点に「農業×イラストレーター」という働き方を目指している、はむ子さんです。
農業とイラストレーター!? と思われるかたもいらっしゃると思うのですが、はむ子さんのご実家が有機農業をされているのです。ご実家のお手伝いをしつつ、イラストを描く活動もされています。
4年ほど前に勤めていた会社を辞め、自分のやりたいことをやっていこうと決めた、はむ子さん。4年の間で、少しずつやりたいことを叶えたそうです。
はむ子さんのやりたいこととは…
・ゲストハウスで仕事がしてみたい
・海外の人と交流をしてみたい
・サラサラの雪の中でスノーボードがしてみたい
・島に行って、キレイな海を見たい
などなど。
実際に、大阪でゲストハウスで働いてみたり、長野のゲレンデのスキー場で働いてみたり、与論島に旅行へ行ったりしたと話してくださいました。
元々、絵を描くことが好きだったそうですが、いろいろな場所へ行くうちに絵を描く楽しさが再燃し、現在のイラストを描く活動へつながっていったのです。
adventure is worth while〜冒険には価値がある〜
今回の個展名です。
さまざまな場所へ行き、いろいろな人に出逢い、今まで興味がなかったことに興味が持てるようになったり、物事の見方が変わったりした。
自分のやりたいことに忠実に従った結果、価値のあるものたちに出会えたそうです。
はむ子さんにとっては、「旅=冒険」。とても得られたものが多かったので、今回の個展名になりました。
そんな言葉と合わせたイラストは、はむ子さんの大好きなスニーカー。旅のお供にスニーカーだったそうですよ。
農業を通し畑で出会った、小さな生き物たち
こちらは、はむ子さんの思い入れのあるイラスト。
よくよく見ると、農作物と農作業の道具、そして畑でよく見かける小さな生き物たちが描かれています。
はむ子さんのご実家は、長年有機栽培をされている農家さんです。イラストに描かれている、とうもろこし、さつまいも、にんじん、ねぎ、新玉ねぎ、お米をつくられています。
30歳という節目を目前に、地元へ戻りご実家の農業のお手伝いをすることに決めました。県外に出つつも、「いずれは地元に住みたい」という想いはあったそう。いろいろな人に会って話を聞くことにより、ご実家の有機栽培の重要性を感じ、実家の農業をお手伝いすることに決めた。それプラス、自分の得意なイラストを描くという選択もされました。
こちらのイラストには、実はメッセージが込められています。
「私たちと同じように、小さな生き物も共に生きている」という、環境問題に対するメッセージ。
畑へ行くと、小さな生き物がたくさんいる。しかも、小さな生き物たちのおかげで、よい土が育ち、おいしい野菜が育つ。そういったことを、私たち人間は忘れてはいけないですよね。小さな命を大切にしつつ、共に生きていくことが大事なのかもしれません。
だからこそ、そういうメッセージ性のあるイラストが完成した。今後は、メッセージ性のあるイラストにも挑戦していきたいとおっしゃっていました。
ギャラリー蛇足
今回、展示されているのはギャラリー蛇足さんをご紹介。
Gallery DASOKU ギャラリー蛇足
住所:南九州市頴娃町上別府2196-2
開館日時:日曜日・火曜日 14:00~17:00/土曜日 19:00~22:00
Instagram:https://www.instagram.com/gallery_dasoku/
はむ子イラスト展「冒険には価値がある」adventure is worth while
開催期間:10月9日(日)〜10月30日(日)
開催日程:日曜日・火曜日 14:00~17:00/土曜日 19:00~22:00
入館料:無料
駐車場:有り
Instagram:https://www.instagram.com/hamuchan0202/
個人的にお気に入りになったサボテンちゃん。真ん中に、ちょこんと可愛いですよね。
はむ子さんは「自分の手の届く範囲で、農業もイラストも頑張っていきたい」と言っていました。今後のはむ子さんの活動が楽しみですよね。
是非、はむ子さんの温かいイラストを観に行ってください。
投稿者プロフィール
- ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。
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