- 鹿児島をもっと身近に!地域の生の情報をお届け中 -

おきのえらぶ発 第3回 島暮らし・デザイン・フォーラム 2022 /11月13日(日)開催!

心豊かなゼロ・カーボン・アイランド ー若者たちが考える未来の沖永良部島ー

今年4月に沖永良部島(知名町・和泊町)は環境省から脱炭素先行地域26地区に選ばれた。そして11月1日の第2回選考で20地域がさらに選定されて全国で46地域が先んじて環境省からのバックアップを受けエリアの脱炭素(カーボンニュートラル)に向けて実装を始める。

環境省のHPより

鹿児島県では沖永良部島(知名町・和泊町)が先行して選定されている。2050年の脱炭素(カーボンニュートラル)に向けて2025年までに全国で100箇所の地域を先行地域に選定して脱炭素ドミノ(好事例の連鎖)を起こし目標達成に国として進んでいく予定である。それに向けて島として沖永良部島が手を挙げ島嶼国日本の教科書になるべくして挑んでいくことになる。

そもそも、なぜ?脱炭素なの???

主な理由として2つあります。ひとつ目は前にも台風の記事などでクローズアプしましたが、「気候変動」です。産業革命以降、工業などの発達で石油や石炭などの化石燃料を大量に燃やすことで人類の二酸化炭素排出量は劇的に増加しました。二酸化炭素は地球上で宇宙との境の層で地表の熱を宇宙に放出することを妨げる「温室効果」という働きを持っています。このような特性を指し「温室効果ガス」などと言われています。
 ふたつ目は、「化石燃料の資源がなくなる」ためだと言われています。人間が経済活動を行うのにに使うエネルギー資源は、石炭、石油のほか、天然ガス、原子力発電の燃料であるウランといったものです。私たちの生活に欠かせないこれらの化石資源(化石燃料)は、実は、近い将来に使い切ってしまうと予測されているのです。2019年時点で、石油と天然ガスは50年、ウランは115年、石炭は132年で枯渇してしまうと言われています。

2030年・2050年の未来に向けて行動を・・・。

2009年から始まった「沖永良部島シンポジウム」を10年間継続してきた東北大学名誉教授、石田秀輝氏が塾長を務める「酔庵塾(すいあんじゅく)」。島暮らし・デザイン・フォーラムに形を変え今年で3回目。2016年、国連で採択された翌年頃から沖永良部島でSDGsを軸にした活動を島民主体で行ってきた。「教育・環境・観光、食、ときにはお金など」様々なテーマで島民で地域課題を見出しディスカッションを重ねてきた。毎月の「酔庵未来塾」はトータルで90回にもなる。「think global(シンク グローバル)ACT local(アクトローカル)」や「バックキャスティング」など様々な思考を島の人々と共に石田秀輝氏は沖永良部島で挑戦を続けている。

今回のテーマはまさに、「心豊かなゼロ・カーボン・アイランド」ー若者たちが考える未来の沖永良部島ー。2030年・2050年のど真ん中を生きる今の10代・20代・30代が集まり島の未来を考えた・・・。それを現在の責任世代がどう受け取り咀嚼し次の行動に移していけるのか?

そんな確かな未来を現実のものとできるのはまさにこの子たちの世代であるはずである。年一回、沖永良部島で延べ13回目を迎えたこのフォーラム次に生まれるドキドキワクワクはどんな形で繋がっていくのでしょうか?これから実施されていく沖永良部島のカーボンニュートラルに向うための具体策を、そしてライフスタイルを覗きにぜひ、会場・オンラインで参加してみてください。あなたの近くから実践できるカーボンニュートラルな取り組みが見えて来るはず。詳しくは下記画像のQRコードからエントリーください。

参加申し込みは↑こちらのQRコードを読み取ってください。

次回のコラムは少し踏み込んで沖永良部島のカーボンニュートラルの取り組みについて書いてみたいと思います。お楽しみに!!

投稿者プロフィール

oldie-village(古村英次郎)
oldie-village(古村英次郎)株式会社 oldie-village 代表取締役
●経歴/実績
・鹿児島県沖永良部島に生まれる
・鹿児島県立沖永良部高校卒業
・中京大学体育学部卒業
・オーストラリア、ケアンズでダイビングのインストラクターとしてGBR(グレートバリアリーフ)の水中ガイドを経て名古屋の海外旅行専門の旅行会社で旅行業に携わる
・長女の出産を機に故郷沖永良部島(おきのえらぶじま)へUターン
・島の交通や運送を司る企業での実務を経る
・島の観光協会の初代事務局長に就任
・島の二つの町(沖永良部島は2町1島・和泊町/知名町からなります)の観光協会の一元化、法人化
・地域のプラットホーム(DMO)の基礎を作る
・地方の脆弱な観光予算の中、会員の皆さまと共に情報の一元化をすべくWEBサイトの立ち上げ、運営
・自主財源を獲得すべく島の特産品の販売を事務局内の店舗で開始、ECサイトも開設し運営を開始
・観光協会の旅行業登録を推進、着地型の体験観光組成に着手
 ※気軽にできる観光体験から島のメイン産業である農業体験の開発、企業研修のコンテンツのコーディネートからガイドまで一貫して行える仕組みを組成
・地方創生やコロナ対策の交付金を行政と連携し活用、事業を構築・実施
・DMO組織構築事業やブルーツーリズム・グリーンツーリズムの構築・運営、拠点整備事業の起案やその後の指定管理業務の実施【令和元年度版地方創生関係交付金の活用事例】に掲載
・国土交通省観光庁広域周遊観光促進のための専門家登録(2021.10)
・鹿児島県知事登録旅行サービス手配業者第20号登録(2022.03)
・株式会社 oldie-villge 設立( 2022.07.01 )