阿久根は、’紅甘夏’’ ”大将季”などゆかりのある柑橘類は多いのだが、絶対に外せないのが”ボンタン” である。
ボンタンというと、皆さんが耳にしたことがあるのが、”ボンタンアメ”ではないだろうか?大正13年にセイカ食品より発売された、まさに歴史ある飴菓子であり、全国的にも名が知れている。今回は、その熱いボンタンについて話していきたい
ボンタンプロジェクト
阿久根では、ボンタンの未来を考えて、これからも面白く産業を続けていけるためにボンタンプロジェクトが結成されている。美しい産業の後継者問題の解決でもあり、何よりボンタンのことを良く知ってもらいたいために生産農家を中心に集結したのだ。そして、面白い取り組みを始めた。
全国区にボンタン湯を!
2017年に立ち上がったボンタンプロジェクトは、鹿児島県の浴場組合とタイアップして、まずは鹿児島で銭湯の湯船に浮かべて楽しむというボンタン湯のイベントを実施した。その当時、関西などで人気であった晩白柚が不作であったため、ボンタンに注目が集まるきっかけとなり、一気にボンタン湯が広まっていく流れになった。そして、ついに東京まで、話が上がり大田区を中心に全国550店舗以上の浴場で使って頂けるようになったという。まさに、タイミングと積極的売り込みの努力が実った結果と言って間違いない。
ボンタン湯でボンタンサイダーを飲もう
ボンタン湯が全国的認知度が上がった来たので、新たな取り組みを始めた。ボンタンは、基本香りの強い皮を使用することが多く、実をうまく活用することが出来ないなか、鹿児島大学に共同研究依頼をして、風呂上がりに飲みたくなる飲料水としてボンタンサイダーをスタートさせた。果汁を一つ一つ手作業で皮を剥き、納得がいくまで試行錯誤しながら、2021年の11月に販売スタートし、ほんとにさっぱりとした子供にも飲みやすいの人気商品となっている。
地元の企業とタイアップしたオリジナル商品の開発へ
更にプロジェクトチームは、開発を進めていく。丁度良いタイミングで、地元の下園薩男商店さんより、一緒にコラボレーションできないか?との話が上がり、サウナで飲みたい飲料水をテーマに掲げて試行錯誤しながら生まれたのが ”ボンタンコーラ”。まずは、知ってもらいたいということで、地元の高松川上流で実際にテントサウナ体験をやってしまおうと、そして、スパイスも持ち込んでこの場でボンタンコーラを作って試飲会もやってしまうという面白い企画を実施。今回は、メディアでも紹介されて問い合わせも殺到。元々ある商品に色を付けて、より地域性のある商品へと展開していきそうだ。発売は間もなく始まる予定。
ボンタン湯に入ろう!!
今年もボンタン湯の時期がやってきた。全国的に2月6日から始まるのだが、一足先に始まっている銭湯さんもあるようだ。プロジェクトチームの下園大樹さんは、今年もまた全国の銭湯にボンタンを届けられることに感謝、これからもっとアピールして、雪の温泉の中で南国のボンタンを浮かべる光景がたくさん見られるとよいなあ~と嬉しそうに話してくれた。開催期間は、毎年2月末まで開催されているそうだ。
もちろん、阿久根では、”ボンタン湯” ”きみよし温泉”でも始まっているので、是非、この時期にか体験できない、ボンタンの香りに包まれながら、温泉を堪能しては如何だろう。
2023年全国のボンタン湯 開催銭湯マップ
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=13iohV2dxPa-QriGIX27otJqXk87K7x8&usp=sharing
投稿者プロフィール
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福岡生まれ
小中高は山口で育つ
大人になってからは全国津々浦々
北は北海道、南は屋久島まで
海外の自然のなか(35か国)
学生時代は、バスケットボール三昧
北海道ばんえい競馬で厩務員
乗鞍岳山小屋で勤務
北海道旭川にて果樹園で働く
北欧を自転車で1周
屋久島でカヤックガイド、
ポンカン狩り
伊勢海老捕り
学童保育
アメリカアパラチアントレイルを歩く
インドにカレーの修行へ
国際交流をふまえて南米、中南米の旅へ
アウトドアブランド Mont-bell販売を経験
アウトドアブランド Colombia 管理職経験
現在、阿久根市地域おこし協力隊として、自然を活用した体験型コンテンツ開発と実施に取り組み中
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焚火
コーヒーを豆から挽いて飲む
映画鑑賞
MUSICライブ
バスケットボール
アウトドア全般
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