昨今コロナで観光関連・飲食関連と多大な影響を受け、暗い経済状況の続く鹿児島ですが、そんな中でも新しい取り組みをする事で希望の光明を見出している個人や組織が出てきています。
今回は桜島で活躍している2組の実例をご紹介致します。
桜島大根でクラフトビール作りに挑戦!!
桜島に母の実家があり、大阪と鹿児島を行き来しながらTENcho-Productsとして灰染め商品をプロデュースしている伊東真紀さん。
『桜島に醸造所を作りたい』という考えから今年1月に「自分で育てた桜島大根を使ってクラフトビールを造り、皆さんに飲んでもらいたい!」というタイトルでクラウドファンディングに挑戦。見事目標金額を大きく超える支援が集まり『桜島大根エール・セゾン』を作り上げ、今月には今回製作分の在庫が全て無くなる勢いです。
クラウドファンディングの第2弾ではビール工場を作りたいと話します。桜島小みかんやビワ・その他桜島で採れた野菜を入れたクラフトビールを作り、桜島のPRにつなげたいそうです。
今後の『桜島大根エール』や桜島ビール工場計画の動向に興味のある方は次のInstagram アカウントをフォローしていただく事をお勧めします。
@tencho.itou
ブランドをブラッシュアップして売上3倍に
今まで主に地域のお土産として販売されてきた椿油を「SAKURAJIMA TSUBAKI」としてブランド化。オンラインショップの売上が約2年で3倍になったということで、NPO法人桜島ミュージアムで椿油のブランド化に取り組む大村瑛さんにお話を伺いました。
「コロナ禍で鹿児島へ来られない全国の方々にも、椿油を手に取っていただきたい」という思いから、ブランドのブラッシュアップに着手。昨年、さまざまな商品を扱っていたオンラインショップを椿油に特化したものにリニューアルしました。商品のストーリーや魅力がより一層丁寧に表現でき、ヘアオイルやボディオイルとしてご利用される主に女性のお客様に訪れていただいていると言います。
更に今春『SAKURAJIMA TSUBAKI 2種の椿油トライアルセット』を製作。「加熱圧搾した昔ながらの椿油」と「非加熱圧搾した”生搾り”の椿油ピュアプレミアム」を使いやすい5ml瓶でセットにしました。製法や使用感の違う2種類を気軽なサイズで使い比べてもらい、初めての方にも椿油を体験していただきたいと考えています。
SAKURAJIMA TSUBAKI は「椿のある暮らしを未来へつなぐ」ことを目指している。事業を通じて、産地桜島の椿のある景色や暮らし、椿油を愛用している全国の方々の暮らしを未来へつないでいきたいとの事でした。
ネットショップ『SAKURAJIMA TSUBAKI』
https://sakurajimatsubaki.com/
投稿者プロフィール
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クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)
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