阿久根といったら、海!ですが、山間部も、面白い歴史があるんですよ。
今回は、阿久根市でも山側、出水市との境界にある、鶴川内、田代、山下にスポットをあててみました!
小木原三楽の茶園跡
1751年~1717年、山下の大同寺僧侶「芳円」が宇治興聖寺に滞在した際に、宇治茶の製法を習得し阿久根へ帰ってきました。それから、郷土の松下三右衛門・小木原郷太夫・白浜平太の3人が、その製法を習い、お茶業を行っていました。以来、3名の子弟たちが宇治に赴いて、さらに製茶の技術修得に努めて、阿久根に持ち帰り、その後、藩主御用達となり、阿久根の製茶を県下に広めたそうですよ。
また、島津家の第26代藩主斉宣のにより、正式な製茶方法を❝小木原荘兵衛❞に命じ、習得のため京都宇治に赴ついて栽培、製茶方法を習得した。 そして、田代地区の米次「小木原屋敷」は気候風土が最も宇治に似ていることで、栽培し始めたという。
茶摘みの頃になると、米次の集落中の人々が総出で茶業に励んだそうです。そして、阿久根だけではなく、出水郡内はもとより、高城、薩摩川内地方に至るまで茶業の発展を尽くしたそうです。
今でも「小木原屋敷」という地名が残っています。また、「茶円ヶ段」という地名もある。これもお茶との関りがあるからこそ、残されているのでないだろーか。1962年頃まで手取り茶は行われていたそうです。
薩摩藩の地誌、三国名勝図絵には・・・茶の名品は、吉松、都城、阿久根をもって上品とす。と記されてます。
因みに、❝小木原荘兵衛❞は、製茶、乗馬、造園を楽しみとしたことから、「三楽」と称した。
こうした事で、「小木原三楽の茶園跡」となっているんですよー。
本格的な栽培は、第二次大戦後から始まったそうです。現在は、お茶畑はなく、他の農業地になってました。
山間の田畑が多いので、新鮮お野菜が沢山並んでる販売所もあります。果実やお花、手作りお菓子に、漬物。地域の方が作ったものばかりで、スーパーに行くよりも、新鮮で、美味しそうなものばかり。ついつい手が伸びちゃって。。。いろいろ購入してしまいました!(笑)
お買い物や休憩にぜひお立ち寄りくださいね~!
田代城跡(西之城)
そして、様々な戦いがあったからこそ、お城もありますよね。
ここ田代地区には、城跡があります。県道沿いにひっそりと。
田代氏の拠城跡。田代氏は、初代❝英祢(阿久根)成兼❞の祖父、神崎兼重の弟、秀兼を祖として、神崎兼重が英祢院郡司職を併領した後、田代に根城したそうだ。
1547年~1548年の田代の戦い、中之峰の戦いでは、出水方の武将、田代秀盈(ひでみつ)、弟の田代秀行は活躍し、軍功があったという。
1928年に県道が開通し、切り通しになったが、西側は西之城跡、東側は鳶之巣城で、一部が残っています。
そして、この田代の戦いの40年後、1987年、天下統一を目の前に、豊臣秀吉は、九州一帯を平定しようとしていた、島津義久を討つため、10万の軍勢を引き連れ九州統一に乗り出した。
あまり歴史は詳しくありませんが、、
、秀吉が大友氏、島津氏に九州停戦令を発令。大友氏は受け入れたが、島津氏も従って停戦をしたが、大友氏側が攻撃を仕掛けてきたので、防戦したと弁します。
秀吉は、島津氏の占領地を大友氏に返還する「国分案」を提示しますが、島津氏は拒否。さらに、大友氏が攻撃を再開したため、秀吉は、島津氏討伐による「九州平定」に踏み切ります。そうして始まったのが、秀吉の九州征伐と言われてます。
部隊の人数が多く2軍に分け、秀吉は、西九州の肥前・肥後を経由し、薩摩へ。一方、もう1軍は、豊臣秀長を総大将に、東九州の豊後・日向を経由し薩摩へ入ったという。
秀吉が薩摩に入り進んだ道は、
萇野ー田代ー横座峠ー東郷ー川内に進んでいったそうです。 (※現在の阿久根東郷線)
秀吉は、駕籠に乗り通過したと言われています。また付近には、秀吉が野営したといわれる場所もあります。
どのように田代を眺め、田代の人々は秀吉をどのようにして迎えたのか、気になるところですね。
さー歴史の勉強もして、なんだかお腹がすきましたね~
今年もこの季節がやってきました!
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ウニ割り体験&ウニ丼祭り
さて、4月になり、動きやすい季節になりましたね。最近では、海外の方も多く見受けられ、観光に活気が湧いてきているなと感じます。
先日は、釣り体験、ウニ割り体験の方が来阿。
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