海が一望できるとても眺めのいいこの場所は「宮古崎」といいます。
ここ宮古崎は2018年大河ドラマ「西郷どん」のオープニングロケ地としても使われました。
今回は鹿児島県奄美市大和村にある宮古崎を紹介します。
宮古崎について
宮古崎は東シナ海に突き出た岬で、美しいリュウキュウチク(琉球竹)が生い茂っています。
ここからは、奄美大島の西側を見渡せ、リュウキュウチクの草原の向こうには東シナ海が広がっています。
イルカや、冬場に巡ってくるクジラの姿が見られることも。
宮古崎はそんな特異な景観から、奄美群島国立公園の第3種特別地域に指定されており、実はパワースポットとしても有名です。
※リュウキュウチクとは、奄美大島以南に分布する野生のササの仲間です。
視界を遮るほどに枝葉が密生する性質を利用し、かつては茅葺屋根や屋敷周りの垣根や庭木としても利用されていました。
現在でも県指定有形文化財(建造物)である大和浜の群倉(ボレグラ)に使用されています。
※大和浜の群倉(ボレグラ)
奄美大島では、昔から穀物を保管するための特別な倉庫「高倉」があります。その高倉は、家から離れた場所に集めて建てられており、それを「群倉(ボレグラ)」と呼んでいます。
現在は築100年を超えた群倉が大和浜にのみ残っています。
実際行ってみました。
駐車場に車を止め歩きますが、片道20分くらいかかります。
登ったり下ったりという勾配があるのと、宮古崎先端のリュウキュウチクが生い茂っている場所は歩きにくいので、運動靴等で来るのが無難です。
暖かい時期だと汗が滲みます。
残念ながら宮古崎には自動販売機や売店がないため、飲み物は持っていきましょう。
舗装された山道を歩いていると、木々がひらけた箇所から時たま見える風景がすでに眺めが良いので、宮古崎へのゴールを頑張る気持ちにさせてくれます。
道中、水が流れる場所を見つけたり、おたまじゃくしが道路の僅かな水で頑張っていたりと割と自然を感じると思います。
そんなこんなでしばらく歩くと展望台に到着です。
展望台の横にはバイオトイレが設置されています。
ベンチもあるしここで帰ってもいいのですが、個人的にはこの先まで行くのがおすすめです。
岬のようになった先端はリュウキュウチクが生い茂っているだけで遮蔽物が一切ありません。
リュウキュウチクの道がいくつか枝分かれしていますが、この方位盤の所がゴールだと思います。
その場所から北方向へと目線を上げると穏やかな水平線が見えました。
正面だけじゃなく270°くらいはぐるっと見回してほしいです。
水平線がずーっと続くダイナミックな自然を感じられると思います。
夕日の時間も大変綺麗で、その時間帯に友人が撮った写真も載せておきます。↓
夕日は大変綺麗なのですが、
周辺には電灯が一切無いので暗くなる前に帰りましょう!!
公式サイトでも触れられていますが、宮古崎は、「地球が丸いことを実感できる」素晴らしい場所です。
一度訪れて、美しい景色を楽しんでみませんか?
アクセス
〒894-3101鹿児島県大島郡大和村大字国直668-7
駐車場
県道79号線沿いにある宮古崎駐車場を利用してください。
リンク
大和村役場ホームページ公式▶https://www.vill.yamato.lg.jp/kikaku/shisetsu/kanko-spot/002.html
再度注意点だけ。
- 飲み物持参で。
- 歩きやすい靴で。
- 夕方は暗くなる前に帰れるように。
ぜひ一度訪れてみてください♪
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