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使わなくなったランドセルをリユース! ランドセルスマイルリレープロジェクト

2020年4月に立ち上がった「ランドセルスマイルリレープロジェクト」。

鹿児島に在住する外国の方の「日本は、子どもの学用品が高いよね」という相談から、小学校を卒業し使わなくなったランドセルを次に使いたい人に譲っていくという取り組みがスタートしました。

月に1回ボランティアの人たちが集まり、ランドセルの発送や拭き掃除をしています。

鹿児島でライターをしているわたし、上村(かみむら)は5月のボランティアに参加をしてきました。

ランドセルスマイルリレープロジェクトを、もっと多くの人に知って欲しいと思い、こちらの記事で内容について書いていきたいと思います。

使わなくなったランドセルをゴミにするのではなくリユース

ランドセルスマイルリレープロジェクトを行っているのは、NPO法人 若者・留学生サポートステーション「響」です。

響は、鹿児島県内の若者や日本語を母国語としていない子ども、若者たちに対して、コミュニケーションなど様々なサポートをしています。

冒頭でも書きましたが、ランドセルスマイルリレープロジェクトでは、使わなくなったランドセルを寄付していただき、次の人にバトンを渡していきます。

一度使ったものをゴミとして捨てるのではなく、何度も使っていく「リユース」の取り組み。限りある資源を大切に使い、ゴミの量を減らすことで環境保全にもつながります。

寄付されたランドセルは、ボランティアさんの手によってキレイな状態にされ、番号がふられていきます。

基本的に情報の発信はFacebookなどのSNSで行われています。Facebookに投稿された写真を見て、ご希望のランドセルの番号をメッセージしてもらい「着払い」で発送をするという流れです。

2022年から現時点で、1,000個以上のランドセルを発送。
日本全国だけでなく、マレーシアやフィリピンにも送っているそうですよ…!

寄付されたランドセルは、ボランティアの手によってキレイにされる

多くの方からのランドセルの寄付と、ランドセルを回収し発送してくれるボランティアさんがいて、この取り組みは成り立っています。

こちらの写真は、寄付をされたランドセルたちです。
もちろんこのまま次の人へバトンを渡すわけにはいきません。

6年間使っていくと、どうしても汚れがついてしまいます。
次に使う人が快く使えるようにと、ボランティアさんがキレイに拭いていくのです。激落ちくんの威力ってすごいんですよ…! 

右側をご覧ください!
左側と比べると、白くなったと思いませんか?
キレイになる過程が楽しすぎて、つい夢中になってしまいました。

今回参加されているボランティアさんは、親子での参加だったり、2年以上ボランティアをされている方だったり。
誰かのために何かをする光景って、素晴らしいなと思いながら、わたしも参加しました。

ランドセルを無料で受け取る「条件」とは

実は、ランドセルだけでなく文房具も一緒に発送をしているのです。
文房具は絶対に必要なものなのでありがたいですよね。

発送をする際は、ランドセルに傷がつかないように袋に入れて段ボールで発送します。段ボールは「山川食品」さまからの寄付だそうです。

ホームページ
https://www.yamagawatuke.com/

山川食品さまのホームページを見てみると、「ランドセル寄付募集」と書いています。
ランドセルスマイルリレープロジェクトは、多くの方の優しさから成り立っているんですね。

ランドセルの寄付は随時行っております。
文房具を寄付してくださる企業さまも大募集です!

連絡先
hibiki.school.tm@gmail.com

月一のボランティアに興味がある方は、「響」さんのFacebookで確認をお願いします。
https://www.facebook.com/kobo.hibiki/

最後に、ランドセルが欲しいという方へ。ランドセルを無料で受け取るための条件があります。
・送料は受け取り側が持つこと
・ランドセルと一緒に撮った写真を送ること

スマイルが広がりリレーしていく活動にしたいという思いから、写真をお願いしています。
気になる方は、「響」さんへお気軽にメッセージをしてください。

連絡先
hibiki.school.tm@gmail.com

投稿者プロフィール

上村 ゆい
上村 ゆいヨガインストラクター×フリーライター
ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。