奄美大島には毒ヘビである「ハブ」が住んでいます。
今回は奄美大島と切っても切り離すことのできないハブに70年以上携わってきた「原ハブ屋」さんを取材させていただきました。
原ハブ屋とは
1948年創業の3代続くハブ加工品を制作・販売しているお店です。
原ハブ屋さんの製品はハブを「知り・理解」してもらうための「きっかけ作り」をコンセプトにされています。
笠利本店ではワークショップのほかに一日に3回「ハブと愛まショー」というマングースを使わないハブのショーを行っています。
ハブと愛まショー
「子供から大人まで楽しめる愉快なショー」ということで、本物のヘビを見ながらその特徴や生態などを間近で見て・学んで・感じられるショーとなっています。
\ショーをしてくれたのは2代目パフォーマーの原良太さんです。/
奄美大島には8種類のヘビが生息しており、毒のあるものが4種類、無いものが4種類いるそうです。
まず最初に無毒ヘビの「アカマタ」が登場しました。
頭もしゅっとしていてスマートな見た目とは裏腹に、奄美で一番気性が荒いヘビだそうです。
続いて有毒ヘビ「ヒメハブ」が出てきました。
なんとこれが3匹登場しました。
原さんは手際よく箱から出しますが、一観客としてはそんなに一度に出して大丈夫???とちょっとハラハラ。
でもこのヒメハブ自体は比較的温厚な種だそうで、確かに近づいても襲ってくることもなくじっとしていました。
元々夜行性なのも相まってショーのこの明るさではそこまで活発ではないようです。
そしていよいよハブの登場です。
これが、
思ったより大きかった!!!
それもそのはず、ハブは日本で最大の毒ヘビで体長は1〜2.2mにもなります。
頭は大きな三角形で、独特な模様が特徴です。
透明な仕切り板があるお陰で近くで見れますが、実際に外で出会ってしまったら即ダッシュすると思います。
大きさも相まってかなりの貫禄がありました。
ちなみにハブの毒は出血毒で筋肉を溶かして壊死させてしまうそうです。
そのため咬まれるとそれはそれは痛いそうで…。
ハブは頻繁に出没するわけではないので「咬まれないようにする事」が大事ということで、不用意に草むらや道の端を歩かないようにとのことでした。
その後も子供のヘビの紹介や夜行われる伝統的なハブ取りの様子の実演など盛りだくさんの内容で、あっという間の30分でした。
ショーは毎日11時、14時、16時から30分間開催されています。
観覧料:高校生以上800円、小中学生500円
予約番号はこちら▶0997-63-1826
ショップはハブ関連商品が充実
原ハブ屋さんではハブを使ったオリジナル商品を数多く制作しています。
アクセサリー・革小物・Tシャツ・漫画などとにかく商品が多く、見て回るのがとても楽しいです。
個人的にかっこいいなと思ったのは、ハブ革を使った小物。
ネットショップもありますので是非ご覧ください。
▶https://harahabuya.official.ec/
原ハブ屋さんへ行ってみて
奄美は固有種が多く住んでいてかなり特殊な環境になっています。
その中でもハブは奄美大島の生態系トップに君臨しており、そのおかげで奄美の独特の自然が保たれているというお話は大変興味深かったです。
ハブを知っている人も知らない人も一度「ハブと愛まショー」を経験するとハブや奄美の自然への理解が深まり楽しいですよ!
アクセス
名称 | 有限会社 原ハブ屋奄美 |
住所 | 〒894-0505 鹿児島県奄美市笠利町平字土浜1295-1 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
不定休 | |
ホームページ | https://www.harahabuya.com/ |
インスタグラム | https://www.instagram.com/harahabuya/ |
参考記事
奄美の自然生物の記事はこちらからもどうぞ。
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