奄美大島ではマングローブの原生林でカヌーを楽しむことができます。
マングローブとは
マングローブは日本では鹿児島県と沖縄県で見られ、海水と淡水が混じる湿地帯で育つ植物の総称です。
水面下に根を伸ばし、川から木が生えているような姿は何とも不思議な光景です。
奄美大島では住用(すみよう)という地域に奄美最大のマングローブ原生林が広がっており、奄美群島国立公園の特別保護地区として保護されています。
「マングローブ茶屋」さんでカヌー体験
今回はマングローブ茶屋さんでカヌーを予約しました。
1~1.5時間カヌーを自由に乗れるプランで1,700円です。
受付を済まし車でカヌー乗り場横の駐車場へ移動します。
陸上でカヌー操作をレクチャー
ライフジャケットを借りてカヌー乗り場へ。
カヌーは一人乗りか二人乗りか選べます。
初心者でも大人なら一人乗りで問題ないです。
お子様連れやちょっとカヌーに自信がない場合は二人乗りがいいでしょう。
パドルを持ってカヌーの操作方法を教えてもらいます。
前進、後退、ターンの操作を一通り確認したら早速川へ。
ここからは実際に漕いで感覚を掴んでねということでした。
私はこれが初めてのカヌーでちょっと心配でしたが、実際に漕いでみると意外と操作は簡単です。
この時水の流れはほとんどなく追い風だったので何もしなくてもゆっくり進んでいきました。
ぶつかりそうな時は
川の端のマングローブやカヌー同士ぶつかりそうな時が多々あります。
そんな時はとりあえず落ち着いて手、もしくはパドルでそっと押したら大丈夫です。
立ち上がると転覆します。
マングローブの森へGo
ある程度進むとマングローブ茶屋のスタッフさんが待っていて、誘導されるままマングローブが生い茂る少し細い水路へ。
マングローブが近くてすごく不思議な光景です。
水路は狭くなり近くのマングローブの枝に引っかかるなどもありましたが、無事に奥まで到着。
先は行き止まりなのでUターンします。
ある程度漕いでいるとカヌー操作にも慣れ、ほかのカヌーとのすれ違いもスムーズにいくようになりました。
満足するまで漕いだらカヌー乗り場へ帰還
帰りは向かい風だったので進むのにやや苦労しました。
休憩しつつゆっくりとスタート地点へ帰ってきました。
マングローブカヌーを楽しむために
マングローブ原生林でのカヌーは潮の満ち引きの関係で、行く時間帯で全然違った様相になります。
干潮と満潮はどっちがいい?
マングローブ原生林は干潮と満潮で水位が1.5mほど変わります。
満潮時はカヌーで進める範囲が増え、川の流れもほとんど無くなります。
カヌーでマングローブの細い水路を通りたい場合は満潮がおすすめです。
干潮時は水位が下がるため陸地が増え、満潮時には水に浸かっている部分に上陸することができます。
干潟に住む生き物観察や木の根っこを見れるのは干潮だけです。
ノコギリガザミという15cmほどのカニやコメツキガニ、トビハゼなど独特な生物が住んでいます。
気象庁の潮見表で確認できます。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=O9
どんな服装がいい?
基本的に動きやすい服装(汚れたり濡れてもいい服)+帽子でOKです。
濡れる心配をしていましたが、漕いだ時の水しぶきがかかる程度でびしょびしょになるという事はありませんでした。
ただ、夏は汗をめちゃくちゃかきますし万一濡れてしまった時のためにも、車の中に着替えを一式用意しておくといいと思います。
必要な持ち物について
持ち物の持ち込みは基本自己責任です。
カメラや携帯電話はもちろんOKですが、川に落としてしまうと拾うのは困難です。
水没対策はしっかりしておきましょう。
私は防水機能のあるカメラに浮きと紐をつけて持ち込みました。
あと、夏場は特に飲み物の持ち込みをおすすめします。
カヌーの座席前にはドリンクホルダーのようなくぼみがありペットボトルがジャストフィットでした。
マングローブ茶屋受付外に自販機があります。
アクセス
名称 | マングローブ茶屋 |
住所 | 〒894-1201 鹿児島県奄美市住用町大字石原7 |
ホームページ | https://mangroveamami.com/ |
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