頴娃町にある「番所鼻自然公園」は、景観がきれいなこともあり観光スポットとして親しまれています。
わたしは4年ほど頴娃町に移住をしていました。東シナ海と開聞岳が見られる風景が大好きで、ことある毎に足を運んでいたほどです。
「特別な風景を、100年後も語り継いでいけるように」
という地元住民と移住者の思いから、bandpark-バンドパークーという愛称が生まれました。
こちらの記事では元移住者のライター上村が、番所鼻自然公園の魅力をお伝えしたいと思います。
50年以上の歴史を持つ旅館「いせえび荘」
駐車場は、いせえび荘の近くに数台と番所鼻自然公園に入る手前にあります。
手前の駐車場に停めると、こちらの道を歩くことになります。もちろん車で通ることもできます。
良い感じに木がアーチをえがいていて風情がありますよね。
彼岸花が咲いています。
道を進んでいくと左手にあるのは、いせえび荘。50年以上の歴史を持ついせえび荘では、宿泊や食事をすることができます。
館内1階にはABカフェもあります。
平日は10時30分から15時まで、土日は10時30分から16時まで営業をしています。水曜と木曜は休みが多いですが、Instagramで営業日をご確認ください。
ABカフェInstagram
https://www.instagram.com/abcafe_iseebisou/
パーク内をぶらりと散策したいので、ABカフェでレモネードを買いました。
頴娃町の観光地にちなんだ「名所パフェ」も食べれるので、是非立ち寄ってみてくださいね。
東シナ海に浮かぶ薩摩富士! 伊能忠敬が「天下の絶景」と絶賛した景勝地
それでは散策開始!
いせえび荘を過ぎて左に曲がった道を進むと、「竜のおとし子〜吉鐘〜」があります。
鐘をならすと良いことがあるそうですよ!
わたしの前にいた方々も鐘をならしていました。
古より竜の落とし子には、「安産」や「子宝」など五つの吉祥があると伝えられているので、鳴らす回数で「恋愛成就・夫婦円満」「安産」などを祈願することができます。
鐘をならし終えて、さらに道を進んでいくと…。
開聞岳が見えてきました。
もう少し進んでいきましょう。記念石碑を発見!
「伊能忠敬先生絶賛の地」と文字が刻まれています。
実は、日本地図作成のため全国を実測した伊能忠敬が「天下の絶景」と絶賛した景勝地なのです!
東シナ海に浮かぶ薩摩富士。何時間でも眺めていられる景色です。
よくよく見てみると歩いている方がちらほらといます。
そうです! 満潮時以外は散策することができます。
日本で唯一のタツノオトシゴ観光&養殖場「タツノオトシゴハウス」
一旦いせえび荘まで戻りたいと思います。
次は反対方向へ散策します。
頴娃シーホーウォークとは、2013年に頴娃の番釜海岸にお目見えしたウォーキングコースのこと。シーホーネクタイと呼ばれる目印を道しるべに歩くそうです。
「シーホー」とは、ウォークコースのシンボルでタツノオトシゴの英語名の「シーホース」が語源です。
少し歩いて行きましょう。
建物が見えてきました。
先ほどのウォークコースのシンボルの「シーホー」の語源であるタツノオトシゴが養殖されているタツノオトシゴハウスです。
争いごとを好まない平和主義なタツノオトシゴ。
ナワバリ争いはしないのです。動きもゆったりで見ているだけで癒されます。
2024年は「辰年」ということもあり、すでに辰グッズが販売されています。
養殖の過程で亡くなってしまったタツノオトシゴの赤ちゃんのお守りです。
日本では古来からタツノオトシゴは縁起が良いのでお守りとされていました。
ドラゴンに似ていることから幸運をもたらすと言われているのですよ!
是非、辰年を迎えるにあたり辰グッズを購入してみてくださいね。
タツノオトシゴハウスInstagram
https://www.instagram.com/seahorsehouse_jp/
番所鼻自然公園の魅力が伝われば幸いです。
ドライブがしやすい時期なので、ブラリと頴娃町へ遊びに行ってみてくださいね。
投稿者プロフィール
- ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。
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