「介護旅行」という言葉を聞いたことがありますか?
介護旅行とは、おひとりでは外出や旅行ができない高齢者や障がいをお持ちの方に、専門のスタッフが旅行や外出のサポートをするサービスです。
実は、鹿児島でも介護旅行のサービスが受けられます!
お話をお伺いしたのは、UDラボ合同会社の堤玲子さま。
堤さまは自社で介護旅行のアテンドを行っています。
その他、トラベルヘルパー、旅のユニバーサルデザインアドバイザーとしても活動中です。
こちらの記事では、お伺いしたお話を元に介護旅行についてご紹介をしていきます。
具体的にどんなサービスが受けられるのか、お申し込みはどうすればいいのかなどを書いていきますね。
介護旅行は、行きたい場所へ行く希望を叶えるためのサービス
介護旅行と聞くと、ついつい旅行へのサポートだけなのかと思ってしまいますよね。
旅行だけでなく、冠婚葬祭やお墓参りなどの日帰りの外出の付き添いの依頼をすることができます。
「車椅子で介助が必要だから、お墓参りを諦めている…。」
もしかしたら、そう思ってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
介護旅行のサービスを知ることによって、行きたい場所へ行くことができます。
こちらは、お客さまと水族館へ行ったときの写真です。
堤さまは福祉タクシーのドライバーさんとパートナー関係にあるので、安心して車椅子で移動をすることができます。
日帰りだけでなく旅行も安心してできます。
移動先だけでなく宿泊先でも、終始隣でサポートをしてくれます。
「明日どこへ行こうという希望は捨ててはいけない」
とリピーターのお客さまが仰っていたと堤さまからお伺いしました。
介護旅行サービスを利用することで、行動範囲を広げることができます。
介護が必要な身内とホテルに泊まるという経験から「介護旅行」のアテンドへ
堤さまは、20代からご両親と叔母さまの介護をされていました。
お母さまが亡くなられ、お父さまと叔母さまは施設へ入所をされました。
お盆やお正月期間はご実家に帰ってこられるので、堤さまが一人でお父さまと叔母さまの介護をしていたとのことでした。
あるとき一人で二人の介護をすることに限界を感じ、お正月に三人で鹿児島市にあるホテルに泊まることを決めました。
ホテルの方のサポートもあり、心穏やかで快適なお正月を過ごすことができたと話されていました。毎年お正月は三人でホテルに泊まることが恒例になったそうです。
ホテルに泊まるという計画が、お父さまと叔母さまの喜びに。
この喜びのために、ご自身の仕事を頑張るモチベーションにつながったとのことです。
この経験から、仕事を辞めて介護旅行のアテンドの道を歩むことに決めました。
普段は施設に入所されている方のお出かけや旅行に付き添うこともあります。旅行の計画を立てていると、自然と笑い声が聞こえてくるそうです。
確かに、旅行は計画の段階からワクワクするものですよね。
一人で外出が難しいから…と諦めてしまう場面が多い方の希望につながる。
本当に素敵なサービスだと思います。
ご相談やお申し込みは、堤さまが提供している「介護旅行ナビ」のメールフォームから行ってください。
堤さまは、さまざまな場所で実体験をお話する講演活動などもされています。
12月16日(土)に、「外出支援」についてお話をされます。
医療や福祉関係者さまにも是非聴いて欲しい内容になりますので、気になる方は是非お申し込みください。
お申込先は、099-811-2795です。
投稿者プロフィール
- ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。
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