沖永良部島の回覧板的LINE「えらぶカレンダー」です
NIKEのロゴっぽい、沖永良部島(おきのえらぶじま)からこんにちは!
「えらぶカレンダー」と申します。
さぁさぁ、まずは自己紹介!えらぶカレンダーは、LINE公式アカウントの名前です。
沖永良部島の、イベント、セール、求人、あらゆる情報を島内の隅々までお届けしています。目的は『島のヒト・モノ・コトの出会いをふやすこと』。シナプスさんが提供するネットワークに乗っかっていることもあるでしょうね。こんな感じです。
つまるところ、回覧板的なLINEアカウントだと思ってもらってOKです~!
もし、「便利そう!」「おもしろそう!」「そういえば今日のラッキーワードはカレンダーだった!」という方は、ご登録はここからどうぞ!もちろん老若男女が無料です。
さて、このたび『カゴシマガジン』さんで月2回記事を寄稿する機会をいただきました。名前にカゴシマと入るくらいです、鹿児島ラバー(LOVER)な方々がモリモリ読まれていらっしゃると思います。でも、地図を見ると「ほんとに鹿児島…?」と、軽く引くくらい本土と離れた島。本土からこれを読む中で実際に来たことがある人はほぼいないのでは?
そこで本記事(シリーズ)では、えらぶカレンダーの配信情報からひとつをピックアップしてじっくり深掘り!えらぶの暮らしぶりを少しでも感じてもらい、鹿児島ラバーかつ沖永良部ラバーになって(というか来て)もらうことを至上命題としたいと思います。
題して『えらぶカレンダーPick up』、第一回はこの情報です!
5月5日のこどもの日に合わせてSMAPPYさんで行われた、こども食堂です!
子育て世代のお母さんたちが立ち上げたNPO・SMAPPY
みなさんは、「こども食堂」をご存知ですか?
簡単に言えば、無料または安価で子ども向けに提供される食堂で、地域に根付いた取り組みであることが多いです。親子で参加できることも多く、コミュニティ内の交流につながったり、また共働きなどで料理をつくる時間が取りづらい子育て世代にもうれしい場となっています。
沖永良部島でもそんな取り組みがされており、このイベントを主催したのは、育児支援を目的に2021年10月に島内で設立したNPO法人SMAPPY(スマッピー)。名前の由来は「SMILE」と「HAPPY」を組み合わせた造語だそうです。意外と、ありそうでなかった新しい響きですね!
今回のこども食堂は5月5日のこどもの日に合わせて開催、ちなみに前回の4月につづいて2回目だそうです。なぜおむすび?かというと、SMAPPYはクリニックをリノベーションした室内遊具施設を運営しており、無添加にこだわったおむすびカフェも併設しているんですね。6月からは託児所も運営するとのこと。
当日のこども食堂では、150個のおむすびを来場した親子連れに無料で提供。具材も、塩、卵焼き、唐揚げ、生姜焼き、梅、島魚マヨネーズ、煮玉子、鮭と、これを書いている最中でも口の中がひたひたに潤ってくるラインナップ、さらに味噌汁も付いてきます。参加者の間でも「連休中にご飯を作らなくてありがたい」」「おむすびなので子どもに食べさせやすくて助かる」「たくさんの人(参加者同士)に会えて楽しかった」と大好評だったそうです。
そんなSMAPPYを運営するバイタリティあふれる中心人物が、新納佳恵(にいろよしえ)さん。10歳の男の子と4歳の女の子がいる二児の母、2011年に東京から移住していわゆる「島嫁」に。周りの友人でも、移住して島の人と結婚した方が多く、以前からとある課題を感じていたそうです。それは…。
「離島では孤独な育児が起こりがち」だということ。
離島だからというよりも、移住者が、といった方が正確かもしれません。離島では、数年間暮らす公務員や大手企業社員などの転勤族のご家族も含め、頼れる家族や親戚がいない中での子育てはもう大変。体調が悪く病院に行きたいとなっても、パートナー(多くの場合は夫)は仕事に出ており、家族もおらず、こども園なども四六時中預けられるという訳ではありません。
たとえ島出身者でも、高齢出産となると、親に子どもの世話をしてもらうどころか、むしろ子どもと並んで親も世話しないといけないこともある。それらの課題を以前から新納さんは感じていたものの、SMAPPY設立前後に実施したアンケートにより島に確かに存在する切実な声として、浮き彫りになりました。
新納さんは言います。
「子育てする側もされる側も、支援をしたいという思いから立ち上げたNPO法人。自分が子育てをする中で感じてきた、どうしていいか分からないゆえの無力感は、本来は抱かなくてもよいことだと思います。子育てを、みんなで楽しみたい。もともと教育者でも保育士でもないけれど、支援を試行錯誤しながら長く根付いていけるやさしい社会をつくりたいです」
情熱を持って仲間と願いを実現していく新納さん。沖永良部島に住んでいる人もそうでない人も、子育て世代なら共感する方も多いのではないでしょうか。ご興味があればSMAPPYさんのインスタグラムをフォローしてみてください。
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文・写真:ネルソン水嶋(えらぶカレンダー運営者)
投稿者プロフィール
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