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阿久根名産の無農薬のサトウキビ。無添加の黒糖作りに潜入!

サトウキビと聞くと、離島のイメージをされると思いますが、ここ阿久根でもサトウキビ畑があるんですよ。そして、工場もあり黒糖製造まで行ってます。
今回、サトウキビ刈り・黒糖作り体験を行ったので、その様子を公開!

歴史のある、松木製糖

脇本地区にある、松木製糖。1948年から始まり、74年伝統が受け継がれている、阿久根の黒糖工場。昭和30年ごろまでは、黒糖作りが盛んで、他にも工場があったそうだ。でも、今は松木製糖工場のみとなってしまいました。

昔ながらの製法で、手仕事となっている。機械もずっと使い続けられ、故障すると、修理をして使用されてます。新しい機会を導入したら。。。っと思いますが、販売されてないんだとか。大変だ。冬の11月中旬から稼働し、年末まで作業が行われてます。工場も減り、近年は、遠方からサトウキビを持ち込み搾汁し黒糖作成まで請け負っている為、年末ギリギリまで作業が続くこともあるそうです。

サトウキビから黒糖になるまで

①刈り作業。今は機械で刈ってます。
②脱葉作業。余分な葉を取り除きます。この作業も今は機械で行ってます。
③刈りたてを、まずはそのまま頂きます!
④搾りたてのキビジュースも頂きました!
⑤試食や試飲のあとは、工場に突入。本物搾汁機を体験
⑥みんなが搾ったキビ汁、1番窯へ~
⑦煮詰めて、水分飛ばし作業
⑧みんなの出番、最終仕上げ。冷ましながら練る作業
⑨ミネラルたっぷりの黒糖が完成!

やっている事は簡単なのですが、搾汁は、曲がったキビを機械に投入する際に苦戦したり、写真⑧、混ぜながら冷ます作業は、意外と重たかったり、重労働と、熟練の技が必要だと感じました。
写真⑥,⑦の窯ですが、3つあり、一番窯では、主に灰汁取り、不純物除去などが行われてます。二番窯は、煮込み。三番窯では最終水分飛ばし作業。水分が飛んだのか見極めが難しい。これは、長年の経験で培った技術ですね。タイミングを見計らって、冷ます用の鉄板へ移動。練って練ってを繰り返し、土色から、黄土色になってきたら、あとは冷まして固めるのみ。今回、お子さんの体験もあり、子どもには重労働すぎたかな?なかなか練る作業で苦戦してました。
冷めてくると、水あめみたいになり、ビヨーンって伸びます(笑)


そして、使用されている鉄窯、これも使用し過ぎて、部分的に穴があいたり、鉄板が薄くなったりと、毎年補修されてるようです。機械が壊れても大変だし、釜がないと黒糖ができないしで、毎年作業終わりに、修繕が必要な部分をチェックしているそうです。

サトウキビ・黒糖の知らない世界

①サトウキビにも品種がある!
②赤土と、黒土で育ったサトウキビは、黒糖の色、味が違う! 
     赤土・・・黄土色で、味は、あっさり
     黒土・・・黒色、味は、濃く深く、甘みが強い
③搾汁した後の、サトウキビの粕は、スイカやメロン農家さんへ。肥料として使用すると、果実の甘みが増すそうです。
④阿久根の搾汁は、糖度が22度あるそうです!(今年測定)
⑤かた~い黒糖には石灰が入っている!
ガチガチに固まった黒糖ってありますよね?あれ、石灰を混ぜてるそうです。すぐ固まるそうで、最後の練る作業をあまりしないそうですよ。

こんなにサトウキビや黒糖を注目する事がなかったので、話しを聞くたびに驚きの連続でした。
第2回体験もありますので、興味がある方は是非この機会に!
詳細は下記チラシをご覧ください。

“サトウキビ刈り・黒糖作り体”

受付は、お電話(平日8:30~17:00)又は、Instagram阿久根市地域おこし協力隊ダイレクトメッセージで可能です。

☟阿久根市地域おこし協力隊Instagram☟

そして、12月10日・11日は、阿久根市総合体育館にて、産業祭が行われます。生鮮食品や柑橘類、焼酎やお菓子など、阿久根の「うまいもん」が勢ぞろい!
産業祭をお目当てにでも、体験後でも、ぜひお立ち寄りください。
みなさんのお越し、お待ちしております。
12月10日(土) 9:00~16:00
12月11日(日) 9:00~15:00
詳細は下記リンクからご覧ください。

☟第51回 阿久根市産業祭☟

みなさんのお越し、お待ちしてます。

投稿者プロフィール

阿久根市地域おこし協力隊
阿久根市地域おこし協力隊
阿久根市地域おこし協力隊、中原 雅です。
阿久根の魅力、情報、穴場スポットなど、さまざまなジャンルで発信していきたいと思います。

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